予約販売も好調だ。レイ氏はウェイボーに発売４分で１万台、７分で２万台、２４時間で８万８８９８台の予約販売台数だったと公開した。シャオミ電気自動車専用ＡＰＰによると、予約から納車まで１３－１６週かかる。

アップルが約１０年で開発を放棄した電気自動車市場にシャオミが参入できた背景には北京市があった。発表会の直後、レイ氏はインタビューで「北京市当局の支援がなければ３年で自動車を販売するのは不可能だった」とし「北京は今も革新と創業の沃土だ。今回はシャオミ自動車を産んだ」と感謝を表した。

シャオミ電気自動車の誕生まで最も大きな難関は車両生産資格問題だった。関連監督管理省庁が批准する前からシャオミは北京の亦荘に年産２０万台能力の車両工場を建設した。国有企業で現代車とも合資関係にある北京自動車（ＢＡＩＣ）が昨年１１月、シャオミ専用車両工場の建設を発表した。テスラのメガファクトリーが上海当局の支援を背景にしたとすれば、シャオミは北京車のライセンスを借りる方式の特別な支援を受けたということだ。北京市は２０２２年、政府業務報告にシャオミ自動車工場プロジェクトを含め、２０２３年に重点プロジェクトリストにシャオミスマート工場を上位に載せて全面的支持を表明した。


レイ氏は最近、アップルの自動車事業放棄に言及しながら「潜在的ライバルが１つ減って安堵した」と述べた。続いて「シャオミの車両はアップル生態系をサポートする。アップル使用者もシャオミ車を選択できるようにするのが現在のシャオミの目標」と強調した。


シャオミ電気自動車、わずか４分で１万台販売…店舗に行くと（１）