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シャオミ電気自動車、わずか4分で1万台販売…店舗に行くと(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

31日、北京王府井ショッピングモール「東方新天地」のシャオミ店舗に展示されているシャオミ電気自動車SU7。休日には家族連れの客が目立った。 シン・ギョンジン記者

31日に訪問した北京王府井のショッピングモール「東方新天地」のシャオミ(小米)フラッグシップ店。20分間ほど待った後、28日に正式販売が始まったシャオミの1号電気自動車SU7(Speed Ultra7)に乗ることができた。シャオミスマート生態系の知能型音声認識サービス「小愛同学」で窓・バックミラー・アプリケーション(APP)を音声で操作できる。

記者が「小愛同学、窓を半分だけ開けて」と命令すると、車のガラス窓が半分ほど下がった。レイ・ジュン(雷軍)最高責任経営者(55)の持論、人-自動車-家庭が結びつく現実が近づいていた。

店舗で会った30代の男性は前日にSU7マックスモデルの予約購買を終え、この日、実際に車を見るために訪問したという。この男性は「生涯最初の車はシャオミ車が価格・デザインともに適当だと思う」とし「納車まで4カ月待つのが残念だ」と話した。


25日に最初に展示を始めた王府井店舗は28日の正式発表会までは外観だけを公開していた。ベイブルー、エレガンスグレー、オリーブの3色、最上位仕様のマックスから基本仕様まで5台が展示されていた。店舗には夫婦をはじめ、家族単位の客が多かった。客50-60人がSU7の内装・外観をチェックし、購買するかどうかを悩んでいた。職員は本社の方針のため詳細な数字は明らかにできないが、28日の価格公開後に購買に関心を見せる客が大きく増えたとし、満足しているような表情を見せた。

携帯電話と家電製品を同時に販売する店舗の隅にはバッテリーとエンジンモーターを露出した車体の骨格も展示されていた。天安門付近の天安大路と向き合う店舗の前の道路には試乗車3台が運行されていた。専門職員は一日50チームまで試乗の申し込みを受けているとし、「きょう予約すれば10日後ごろ試乗が可能」と説明した。

3月28日、レイ氏が自動車業界進出を宣言してから3年ぶりにシャオミ1号電気自動車SU7を正式販売した。レイ氏はグレーのジャケットに黒のティーシャツ姿で発表会を進めた。テスラ創業者イーロン・マスクのファッションと似ていたと、ロイター通信は指摘した。2011年のシャオミ初のスマートフォン発表会当時、スティーブ・ジョブズのタートルネックにジーンズというファッションだったが、当時と同じパターンだ。

この日の生放送は1億人以上が視聴した。新製品発表会の最多記録を更新したと、シンガポール聯合早報が31日報じた。31日午後までにウェイボー(微博)でハッシュタグ#シャオミSU7#はトラフィック38.3億件にのぼるほど中国でシャオミ車は人気だ。

シャオミ車はアップルを模倣しながらテスラに照準を合わせた。価格性能比が良い製品として名が知られたシャオミは発表会直前の会議で最終価格をテスラのモデル3より3万元ほど低く設定した。レイ氏は「業界の先輩テスラに対するリスペクトの表示」と述べた。モデルのラインナップを標準・プロ・マックスに区分し、アップルiPhoneのラインナップを模倣した。

春秋戦国時代をほうふつさせるほど競争が激しい中国の電気自動車業界に挑戦するレイ氏が強調したのは価格性能比だ。停止状態から時速100キロに到達する時間が5.28秒で、1回の充電での走行距離700キロの基本仕様は21万5900元(約450万円)に設定した。5.7秒で時速100キロに到達して走行距離830キロのプロ仕様は24万5900元、2.78秒で時速100キロに到達して走行距離800キロの高性能車マックス仕様は29万9900元だ。


シャオミ電気自動車、わずか4分で1万台販売…店舗に行くと(2)

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