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「性関係も業務」…誓約書を受け取って職員を搾取したアダルトグッズ会社の会長=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真 [中央フォト]

職員たちに性関係を強要し、投資の名目でお金を横領して豪華生活を楽しんだアダルトグッズ会社の会長が警察に拘束された。

31日、JTBCの報道によると、京畿道(キョンギド)のあるアダルトグッズ会社の会長であるヤン氏は、約4億ウォン(約4500万円)の詐欺やカメラ撮影、偽計によるわいせつ行為などの疑いで告訴された。このうち一部の容疑が認められ、先週拘束された。

ヤン氏は業務を口実に職員に性的な搾取を加えた。ヤン氏は昨年、役員をケアして経営支援業務を引き受ける「随行秘書」を雇用するという採用公告を出した。その後、職員が入社するやいなや秘密維持誓約書を受け取ったが、誓約書には「業務の特性上、性的関連(セクハラ、わいせつ、性暴行)などのすべてを認め、このような理由で絶対に問題を提起しない」という内容が含まれた。


また、性的行為を拒否することはできないという業務指示も下した。これには「職員の同意を100%得た内容」とし、合意があれば職員間の性関係もできるという内容が盛り込まれた。

細部事項としては「職員間の関係は社内、ワークショップ、または代表理事が指定した場所でのみ可能だ」「機械的な動きなので個人の感情を排除する」「すべての職員は性的な業務が仕事の一部だ」「他の職員に聞いたり連絡したりしてはならない」と書かれていた。これに従わなければ、懲戒なしに退社させると記されていた。

ヤン氏は職員たちに性関係を強要した後、これを密かに撮影して弱点を握ったりもした。また、職員の一部が自身を告訴しようとすると「会社が持っている性関係動画、写真などは家族以外に第3者が知ることになり得る」と知らせた。

社会人になったばかりの被害者たちは、普段から暴力団などとの人脈を誇示してきたヤン氏の指示を拒否できなかったという。また、彼が持っている動画のために誰にも言えなかったと伝えられた。

ヤン氏は普段から全身をブランド品で飾り、職員を連れてデパートの高級ブランド売り場で買い物を楽しむなど富を誇示したが、実は基礎生活保障受給者だった。

また、自分のブランド品購入費や生活費、住居費などはほとんどの職員を騙して受け取った投資費で充てた。職員らの給料も同様に、職員らが渡した投資費の一部だった。職員などはヤン氏の言葉を信じて多くは数億ウォンのお金を投資したが、ほとんど返してもらえなかった。

ヤン氏はすでに雇用労働部の賃金未払い事業者リストにも入っていたが、普段仮名を使って被害者が簡単に気づかなかった。また、賃金未払いで刑事処罰を受けてからは職員や知人を代表として前面に出し、費用と法的問題を全て押し付けてきた。

しかし、ヤン容疑者はすべての容疑を否認した。また「他の会社とは異なり、職員に同意を得て自由な雰囲気だった」とし、投資金と職員の月給も事業が厳しくなり支給することができなかったと主張した。



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