プーチン露大統領はロシアがウクライナに続いて欧州の他の国まで攻撃する計画だという西側の一部の主張に対して「全くのナンセンス(utter nonsense)」と一蹴した。また、西側がウクライナに支援を約束した米国製F-16戦闘機が北大西洋条約機構(NATO)の飛行場から出撃すれば該当国家はロシアの「合法的な標的」になるだろうと警告した。
タス通信は28日(現地時間)、プーチンが前日ロシア中西部トゥベリ州トルジョーク村を訪ねてパイロットたちと会った席でこのように話したと伝えた。プーチン大統領のトルジョーク訪問は先日行われた大統領選挙(3月15~17日)で5選を確定させた後行われた初めての地方歴訪だ。
◇プーチン大統領「ウクライナ戦争はNATOの東進のせい」繰り返し主張
この席でプーチン大統領は「(ロシアが)ウクライナに続いて欧州の他の国まで侵攻する計画という彼らの主張は、単に自国民を脅迫してさらに高い費用を取り立てようとする意図で全くナンセンス」と強調した。
さらに「西側国家は景気低迷と生活水準の悪化に苦しめられていて、これが(ロシア侵略)主張の背景」と主張した。プーチン大統領は特にポーランドとバルト3国、チェコを名指しして「自国民をだまして追加的費用を引き出して負担を負わせようとするもう一つの手法」と繰り返し強調したとスプートニク通信は伝えた。
また、ウクライナ戦争勃発原因をNATOの東進のためだという従来の主張を繰り返した。プーチン大統領は「我々はNATOに属している国々に対して刺激することはなかったが、彼らは我々に向かって近づいてきた」としながら「我々はただ国民と我々の歴史的領域を守っているだけ」と主張した。あわせて「米国の国防費支出は全世界の国防費支出の39%を占めている反面、ロシアはたった3.5%を占めているにすぎない」としながら「このような状況にもかかわらずロシアがNATOに戦争を仕掛けているという主張はナンセンス」と説明した。
この日プーチンは西側のウクライナに対するF-16戦闘機の供給計画に対しては「彼らがF-16を提供しても戦況は変わらない」と強調した。続いて「該当の戦闘機には核兵器の搭載が可能なことから、F-16が実際にウクライナに引き渡されればロシアはこれに相応して軍事計画を変更する」と話した。
ロシアがウクライナ軍に提供されたF-16戦闘機がNATO飛行場で使用された場合、攻撃するのかを尋ねる質問には「当然第三国の飛行場からロシア軍に対して使われるなら、それがどこであろうと我々の合法的な標的になる」と警告した。
◇ウクライナ「韓国、パトリオットの支援を」
一方、この日ウクライナのドミトロ・クレーバ外相はオンライン上で行った記者会見で「この場を借りて、韓国政府がウクライナにパトリオット迎撃ミサイルを提供する方法を模索するよう要請する」と明らかにした。
クレーバ外相は「北朝鮮はロシアに砲弾を提供してウクライナを破壊するのを助けているが、韓国はウクライナがロシアを防御するにあたり必要な武器を送らないと言っている」と指摘して「ウクライナの勝利が世界の安定を意味する一方、ウクライナの敗戦は韓半島(朝鮮半島)を含む全世界の不安定を意味する」と主張した。
これまでウクライナは韓国に防御用武器の支援を繰り返し要請してきたが、韓国政府は「殺傷武器の支援は行わない」という立場を維持して線を引いてきた。28日、韓国国防部のチョン・ハギュ報道官は定例会見で「ウクライナ支援に対する政府の立場に変動はない」と明らかにした。
ウクライナの「韓国パトリオット支援要請」が正確にどのような意味なのかも確認されていない。韓国軍と在韓米軍に配置されているパトリオット(PAC-2、PAC-3MSE)の一部を移転してほしいという趣旨の可能性がある。だが、米国製武器のパトリオットを外国に移転するには米当局の承認が必要で、何より北朝鮮のミサイル脅威が実存する状況で韓国が自国の主要対空防御武器を外国に支援するというのは現実的に容易ではないという限界もある。
タス通信は28日(現地時間)、プーチンが前日ロシア中西部トゥベリ州トルジョーク村を訪ねてパイロットたちと会った席でこのように話したと伝えた。プーチン大統領のトルジョーク訪問は先日行われた大統領選挙(3月15~17日)で5選を確定させた後行われた初めての地方歴訪だ。
◇プーチン大統領「ウクライナ戦争はNATOの東進のせい」繰り返し主張
この席でプーチン大統領は「(ロシアが)ウクライナに続いて欧州の他の国まで侵攻する計画という彼らの主張は、単に自国民を脅迫してさらに高い費用を取り立てようとする意図で全くナンセンス」と強調した。
さらに「西側国家は景気低迷と生活水準の悪化に苦しめられていて、これが(ロシア侵略)主張の背景」と主張した。プーチン大統領は特にポーランドとバルト3国、チェコを名指しして「自国民をだまして追加的費用を引き出して負担を負わせようとするもう一つの手法」と繰り返し強調したとスプートニク通信は伝えた。
また、ウクライナ戦争勃発原因をNATOの東進のためだという従来の主張を繰り返した。プーチン大統領は「我々はNATOに属している国々に対して刺激することはなかったが、彼らは我々に向かって近づいてきた」としながら「我々はただ国民と我々の歴史的領域を守っているだけ」と主張した。あわせて「米国の国防費支出は全世界の国防費支出の39%を占めている反面、ロシアはたった3.5%を占めているにすぎない」としながら「このような状況にもかかわらずロシアがNATOに戦争を仕掛けているという主張はナンセンス」と説明した。
この日プーチンは西側のウクライナに対するF-16戦闘機の供給計画に対しては「彼らがF-16を提供しても戦況は変わらない」と強調した。続いて「該当の戦闘機には核兵器の搭載が可能なことから、F-16が実際にウクライナに引き渡されればロシアはこれに相応して軍事計画を変更する」と話した。
ロシアがウクライナ軍に提供されたF-16戦闘機がNATO飛行場で使用された場合、攻撃するのかを尋ねる質問には「当然第三国の飛行場からロシア軍に対して使われるなら、それがどこであろうと我々の合法的な標的になる」と警告した。
◇ウクライナ「韓国、パトリオットの支援を」
一方、この日ウクライナのドミトロ・クレーバ外相はオンライン上で行った記者会見で「この場を借りて、韓国政府がウクライナにパトリオット迎撃ミサイルを提供する方法を模索するよう要請する」と明らかにした。
クレーバ外相は「北朝鮮はロシアに砲弾を提供してウクライナを破壊するのを助けているが、韓国はウクライナがロシアを防御するにあたり必要な武器を送らないと言っている」と指摘して「ウクライナの勝利が世界の安定を意味する一方、ウクライナの敗戦は韓半島(朝鮮半島)を含む全世界の不安定を意味する」と主張した。
これまでウクライナは韓国に防御用武器の支援を繰り返し要請してきたが、韓国政府は「殺傷武器の支援は行わない」という立場を維持して線を引いてきた。28日、韓国国防部のチョン・ハギュ報道官は定例会見で「ウクライナ支援に対する政府の立場に変動はない」と明らかにした。
ウクライナの「韓国パトリオット支援要請」が正確にどのような意味なのかも確認されていない。韓国軍と在韓米軍に配置されているパトリオット(PAC-2、PAC-3MSE)の一部を移転してほしいという趣旨の可能性がある。だが、米国製武器のパトリオットを外国に移転するには米当局の承認が必要で、何より北朝鮮のミサイル脅威が実存する状況で韓国が自国の主要対空防御武器を外国に支援するというのは現実的に容易ではないという限界もある。
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