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韓国国防部「北の脅威に対応、戦術地対地誘導武器を初めて戦力化…L-SAM開発完了」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国型3軸体系「戦力補強ロードマップ」に基づき、今年、戦術地対地誘導武器が初めて戦力化される。F-15K戦闘機性能改良着手と同時に首都圏および核心施設に対する複合多層防衛能力構築のために長距離地対空誘導武器(L-SAM)開発も完了する。

国防部は19日、こうした内容を盛り込んだ「2024年主要政策推進計画」を発表した。「グローバル中枢国家」を目指す国防政策の方向性を維持した中、自由・平和・繁栄に寄与する「精鋭先進強軍」建設を通じて「力による平和」を積極的に具現する計画だ。

こうした構想の重点は▼先進国防力量の強化▼グローバル安保ネットワークの構築▼戦略的防衛力量の拡充の3つだ。


◆北の核・ミサイル脅威に対応…監視能力を補強

まず「先進国防力量の強化」のために北朝鮮の核・ミサイル対応能力を最優先に確保し、先端科学技術力を取り入れた精鋭先進軍隊に変革させる。

これを受け、軍は北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応する宇宙基盤の監視偵察能力を確保していく計画だ。このため昨年12月の軍専用偵察衛星1号機に続いて、今年4月に2号機を、11月に3号機を順に打ち上げる。1-3号機と相互補完的な運用を通じて宇宙基盤の精密監視能力を持続・体系的に構築していく。

また軍は今年、戦闘任務中心の実戦的教育訓練を強化する予定だ。韓国軍の戦略的能力を統合運用し、合同戦力の発展を主導する「戦略軍司令部」創設も今年下半期に終える予定だ。

◆同盟国とグローバル連帯強化

また「グローバル安保ネットワークの構築」のために同盟・価値共有国とのグローバル安保連帯も強化する。高度化する北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応する圧倒的抑止力と防衛力量を通じて安保と価値の好循環を具現する予定だ。

このため今年は▼韓米共同の核運用指針の用意▼米核戦争力と韓国先端通常戦力統合(CNI)概念の発展▼北朝鮮の核攻撃状況を想定した多様な演習・訓練の実施▼米戦略資産の展開拡大などを通じて、米拡大抑止実行力を制度・実効的に強化していく計画だ。特に核使用シナリオを反映した韓米政府模擬演習と国防・軍事レベルの図上演習を段階的に施行する予定だ。今年下半期の韓米連合演習を契機に双龍連合上陸訓練を実施するなど、多様な連合野外機動訓練も拡大される。

◆防衛産業、国家戦略事業に育成

また安保と経済の好循環を具現するための「戦略的防衛力量の拡充」は、蓄積された先端技術力を基盤に防衛産業輸出・協力を拡大し、世界的に韓国の武器・弾薬を生産・保存して経済成長を共に牽引するという計画だ。

このため国防部は「韓国防衛産業を国家戦略事業に育成する」とし「国防AIセンターも4月に創設して先端人工知能技術を活用する」と明らかにした。

申源湜(シン・ウォンシク)国防部長官はこの日、「先進国防力量の強化に拍車を加え、特にグローバル安保ネットワーク構築と防衛力量を拡充して『力による平和』を具現していく」とし「国民が安心して生活する中、国家防衛が国家経済にも役立つよう最善を尽くす」と明らかにした。



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