1日午後、京畿道安山(キョンギド・アンサン)の半月始華(パンウォル・シファ)産業団地。産業団地入口に会社の表札が傾きさびついた鉄扉を閉めた鋳物工場が目に入った。人の気配がなく放置された建物のそばには接近を遮断する赤いテープが張られていた。工場が密集した路地に入ると「売買・賃貸」などの張り紙が貼られた空き事業所が多くあった。ほとんどが以前の入居者が出した廃材などがいっぱいに積まれていた。
近くを通りかかった中小企業労働者のAさんは「以前より仕事も減り、工業団地の活力も落ちた」と話した。電力機器企業代表のBさんは「輸出する企業はまだましだが、内需だけの企業は仕事が以前より30~40%以上減った。肌で感じられるほど産業団地内で廃業する企業が増えている。食事をする人が減ったので食堂など周辺の商圏も萎縮するほど」と話した。
他の地域も大きく異なりはしない。慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)で加工用ツールなどを生産するソンサンツールズのイ・インス代表は「工業団地から出て行く人はいても、新たに製造業者を創業して入ってくる人はない。既存の企業も新規投資をほとんどしなくなっている」と話した。
内需・輸出不振の中で費用圧迫の「三重苦」に製造業の根幹である中小企業が揺れている。これらの景気指標は悪化の一途をたどっている。中小企業銀行によると、中小企業景気同行総合指数は生産・出荷下落などで1月まで6カ月連続で前月比下落傾向だ。コロナ禍初期の2020年1~6月以降で最も長い下落を続けている。
現在の中小企業の景気状況を示す同行指数循環変動値も1月に入り0.25ポイント下落の99.44を記録した。6カ月連続の下り坂だ。昨年12月に11カ月ぶりに100ポイントを割ったが、今年に入り景気がさらに悪化したのだ。
中小企業の困難は大企業と比較した時に際立つ。韓国銀行が発表した先月の全産業の景況判断指数(BSI)は68ポイントで2020年9月の64以降で最も低かった。企業規模別では大企業が74と高く、中小企業は65にとどまった。現在の経営状況に対する企業家の判断を入れたBSIは基準値の100より低いほど否定的回答が多いことを意味する。
みんな同じく厳しいが中小企業の体感景気がはるかに暗いということだ。金型業者社長のCさんは「大企業からの下請けで作る量が1~2年前より半分は減った。率直に通貨危機当時ほど大変だ。下半期以降も景気が良くなるだろうという期待はほとんどない」と話した。
「仕事半減」…倒れる韓国中小企業、もう売れるのは工場だけ(2)
近くを通りかかった中小企業労働者のAさんは「以前より仕事も減り、工業団地の活力も落ちた」と話した。電力機器企業代表のBさんは「輸出する企業はまだましだが、内需だけの企業は仕事が以前より30~40%以上減った。肌で感じられるほど産業団地内で廃業する企業が増えている。食事をする人が減ったので食堂など周辺の商圏も萎縮するほど」と話した。
他の地域も大きく異なりはしない。慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)で加工用ツールなどを生産するソンサンツールズのイ・インス代表は「工業団地から出て行く人はいても、新たに製造業者を創業して入ってくる人はない。既存の企業も新規投資をほとんどしなくなっている」と話した。
内需・輸出不振の中で費用圧迫の「三重苦」に製造業の根幹である中小企業が揺れている。これらの景気指標は悪化の一途をたどっている。中小企業銀行によると、中小企業景気同行総合指数は生産・出荷下落などで1月まで6カ月連続で前月比下落傾向だ。コロナ禍初期の2020年1~6月以降で最も長い下落を続けている。
現在の中小企業の景気状況を示す同行指数循環変動値も1月に入り0.25ポイント下落の99.44を記録した。6カ月連続の下り坂だ。昨年12月に11カ月ぶりに100ポイントを割ったが、今年に入り景気がさらに悪化したのだ。
中小企業の困難は大企業と比較した時に際立つ。韓国銀行が発表した先月の全産業の景況判断指数(BSI)は68ポイントで2020年9月の64以降で最も低かった。企業規模別では大企業が74と高く、中小企業は65にとどまった。現在の経営状況に対する企業家の判断を入れたBSIは基準値の100より低いほど否定的回答が多いことを意味する。
みんな同じく厳しいが中小企業の体感景気がはるかに暗いということだ。金型業者社長のCさんは「大企業からの下請けで作る量が1~2年前より半分は減った。率直に通貨危機当時ほど大変だ。下半期以降も景気が良くなるだろうという期待はほとんどない」と話した。
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