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機長・副機長が同時に眠ってしまい航路離脱…153人搭乗のインドネシア旅客機「冷や汗」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

インドネシアの国旗 [pixabay]

インドネシアで乗客153人を乗せて飛行機を運航していた機長と副機長が同時に居眠りをして飛行機が航路を一時離脱するという出来事があった。

9日(現地時間)、AFP通信や現地経済メディア「ビスニス・インドネシア」などによると、インドネシア国家運輸安全委員会(KNKT)はジャカルタに向かっていたバティック・エア(Batik Air)A320機でこのような事故が発生したと報告した。

KNKTの報告書によると、バティック・エアA320機は今年1月25日午前3時15分ごろ、首都ジャカルタからスラウェシ島南東部のハル・オレオ・コナウェ空港に向かって離陸し、2時間余りの飛行後に目的地に到着した。


その後、飛行機は空港で点検を終え、乗客153人と乗員4人を乗せて午前7時5分ごろ再びジャカルタに戻るために同空港を離陸した。

離陸30分後、機長は休息を取るとして副機長に操縦を任せた後に仮眠に入った。しかし操縦を任された副機長も居眠りをしてしまい、航路を離脱してしまった。

機長と副機長が同時に眠ると、飛行機の航空経路が正規のルートから外れ始めた。バティック・エア側が繰り返し交信を試みたが副機長は最後の交信以降、28分間応答しなかった。

ちょうど目が覚めた操縦士が居眠りしていた副操縦士を見つけ、交信に応答した後に飛行ルートを修正した。機長と副機長が30分近く睡眠運転をした格好だ。

幸いにも航空機はその後、無事目的地に到着した。

報告書によると、2人のパイロットはともにインドネシア人であり、機長は32歳、副機長は28歳だった。また、副機長には生まれて1カ月の双子の子どもがおり、育児で飛行前に十分な休息を取ることができなかったことが調査を通じて分かった。

KNKTはバティック・エアに適切で定期的な操縦席の点検を行い、パイロットや乗務員が飛行前に十分な休息を取れるように細部の手続きを用意するよう求めた。



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