ソウル市が医師の集団行動の長期化に伴う被害を最小限に抑えるために民間病院の医療スタッフの緊急採用に３１億ウォン（約３億４７００万円）を追加で投じることにした。

呉世勲（オ・セフン）市長は８日、市庁でソウルの主要病院１８カ所の病院長と会い、「民間救急医療機関で医療スタッフを緊急採用することができるように３１億ウォンを追加で投じる」と明らかにした。


呉市長は公共病院の対応力を強化するために代替人材採用のための人件費２６億ウォンをまず支援したと紹介して「これに加えて民間救急医療機関で医療スタッフを緊急採用することができるように３１億ウォンを追加で投じる予定」と明らかにした。


あわせて市は救急医療機関の患者分散のために疾患別急病患者を専門病院にまず移送して治療する非常対応体系を拡大運営している。また、市長を本部長とした災害安全対策本部を市立病院や保健所など公共医療診療を延長して救急室を２４時間モニタリングしている。

呉市長は「どのような場合でも重篤患者が治療を受けられなくて、生命が危険にさらされるような状況があってはいけない」とし「上級総合病院と総合病院は救急室と集中治療室機能を最大限維持できるように協力してほしい」と病院長に訴えた。