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【コラム】プーチンの北朝鮮秘密支援、何であれ韓国には悪材料(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
上で言及した取引がすべてそうだ。しかし同時にロシアは自国の安全保障を金正恩の手中に置くことを望まない。また、こうした朝ロ取引に対して中国も黙っていないという点も重要だ。もちろん中国の習近平国家主席はロシアがウクライナを失うことを望まないだろう。習主席は同時に、北朝鮮の予測可能性を低めたり、アジアの米国同盟国間の協力、これらの国とNATOの協力を促進したりするロシアの動きを黙過しないはずだ。

まさにこの点を韓国は活用できる。韓国のウクライナ支援でゼレンスキー大統領はロシアの武器拡大に対抗することが可能になり、民主主義同盟国が独裁国家の攻撃に対抗して共同で守るということを朝中ロに見せた。

韓国のもう一つのカードは、すでに韓国の防衛産業企業とNATO加盟国の間に行われている防衛産業協力をより一層強化することだ。オーストラリア・インドと防衛産業協力を強化する機会もある。北朝鮮が「全体主義の宝庫」なら、韓国は「民主主義の宝庫」になればよい。


韓国は対潜水艦作戦カードも使用できる。北朝鮮の韓国哨戒艦「天安」爆沈挑発以降、韓国海軍は力量を改善してきた。ロシアが北朝鮮のSLBM力量を向上させるのなら、韓国は米国海軍および日本海上自衛隊との協力を通じて対潜水艦作戦力量を改善するしかない。

最後に韓国は米国・NATO、そしてその他の同盟国と強力な戦略を立てて、ロシアが北朝鮮の核力量増大を支援する「レッドライン」を越える行動をする場合、必ず代価を支払わせなければいけない。韓米同盟のスローガン「共に行こう(We go together)」のように、今はもうすべての同盟国が共にする準備をしなければいけない。

マイケル・グリーン/豪シドニー大米国学センター所長/米戦略国際問題研究所(CSIS)上級副所長

◇外部執筆者のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。


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