日本自衛隊内の性暴行を告発した元女性自衛隊員の五ノ井里奈さん(24)が米国政府が授与する「世界の勇気ある女性賞(International Women of Courage Award)」を受賞した。
5日、NHKなどによると、五ノ井さんは4日(現地時間)、米国ワシントンDCホワイトハウスで開かれた授賞式に出席してファーストレディーのジル夫人とブリンケン米国務長官からの祝いを受けた。国務省は五ノ井さん受賞の理由に対して「自衛隊での性被害を訴え、日本社会ではタブー視されている問題に光をあてた」と明らかにした。
2007年に制定されたこの賞は、国務省の主催で世界の女性の地位向上に貢献した人々に授与される。今年は五ノ井さんをはじめ、障がい者の人権のために努力したアフガニスタンの弁護士やイランの人権運動家ら12人が受賞した。
五ノ井さんは2020年から2021年8月まで福島県にある陸上自衛隊郡山駐屯地に勤務している間、男性隊員から性被害を受けたことを暴露した。当時、加害者は五ノ井さんの胸を触ったり強制的にキスをしようとしたり、訓練という名目で無理やり地面に横にさせられたりするなど繰り返しセクハラを受けた。
五ノ井さんは当局に性暴行被害を申告したが無視され、自衛隊を退職した後、YouTube等を通して受けた被害を大衆に公開して再調査を要求した。これに対して自衛隊は2022年9月性暴行があった事実を認めて加害者5人を不名誉除隊処分にした。
続いて昨年12月福島地裁は五ノ井さんにセクハラ行為をした3人の隊員にそれぞれ懲役2年、執行猶予4年を宣告した。加害者が投獄を避けたことに対して論争が起きたが、ジェンダー平等に対する各種国際調査で最下位圏を行き来している日本では珍しい勝利だと評価されている。
五ノ井さんは4日、授賞式後に日本メディアとのインタビューで「1人で声を上げ続けてきた中でこういう賞をいただけたのは、自分の行動が間違っていなかったのだと思った」と話した。柔道着で授賞式に出席したことについては「(幼いころから)投げられても何度も立ち上がる強さを教えられ、人生においても戦う力に変わっていった。柔道に敬意を表すために柔道着を着て出席した」と説明した。
5日、NHKなどによると、五ノ井さんは4日(現地時間)、米国ワシントンDCホワイトハウスで開かれた授賞式に出席してファーストレディーのジル夫人とブリンケン米国務長官からの祝いを受けた。国務省は五ノ井さん受賞の理由に対して「自衛隊での性被害を訴え、日本社会ではタブー視されている問題に光をあてた」と明らかにした。
2007年に制定されたこの賞は、国務省の主催で世界の女性の地位向上に貢献した人々に授与される。今年は五ノ井さんをはじめ、障がい者の人権のために努力したアフガニスタンの弁護士やイランの人権運動家ら12人が受賞した。
五ノ井さんは2020年から2021年8月まで福島県にある陸上自衛隊郡山駐屯地に勤務している間、男性隊員から性被害を受けたことを暴露した。当時、加害者は五ノ井さんの胸を触ったり強制的にキスをしようとしたり、訓練という名目で無理やり地面に横にさせられたりするなど繰り返しセクハラを受けた。
五ノ井さんは当局に性暴行被害を申告したが無視され、自衛隊を退職した後、YouTube等を通して受けた被害を大衆に公開して再調査を要求した。これに対して自衛隊は2022年9月性暴行があった事実を認めて加害者5人を不名誉除隊処分にした。
続いて昨年12月福島地裁は五ノ井さんにセクハラ行為をした3人の隊員にそれぞれ懲役2年、執行猶予4年を宣告した。加害者が投獄を避けたことに対して論争が起きたが、ジェンダー平等に対する各種国際調査で最下位圏を行き来している日本では珍しい勝利だと評価されている。
五ノ井さんは4日、授賞式後に日本メディアとのインタビューで「1人で声を上げ続けてきた中でこういう賞をいただけたのは、自分の行動が間違っていなかったのだと思った」と話した。柔道着で授賞式に出席したことについては「(幼いころから)投げられても何度も立ち上がる強さを教えられ、人生においても戦う力に変わっていった。柔道に敬意を表すために柔道着を着て出席した」と説明した。
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