プーチン大統領
金正恩の言動はプーチンの要請だろうか。以心伝心だろうか。同じ時期、ロシアの外交官らも韓国外交のために忙しく動いた。韓半島(朝鮮半島)戦争の可能性に言及して警告を出すと同時に、期待を表しながら韓国が現状態を維持するように誘導、圧迫した。朝ロが緊密に調整して同時に動くという考えは杞憂だろうか。朝ロ間でいかなる取引があり、いかなる取引を期待するため、金正恩がこのように動いているのだろうか。
金正恩の戦争は対内思想戦、プーチンの戦争は対外熱戦だが、この2つは絡んでいる。我々は北朝鮮の内部に精通するだけでなく、その内部と地政学が接する地点を正確に読み取らなければいけない。金正恩の言葉だけを聞き、北朝鮮の文書だけを読むレベルでなく、彼が隠そうとする真実を洞察する専門性を高める必要がある。韓国政府は朝ロ密着の結果、北朝鮮に軍事技術が提供される場合、韓国のウクライナ政策に重要な変化があり得ることをロシアに静かに、しかし明確に知らせなければいけない。
キム・ビョンヨン/ソウル大客員教授・経済学部
【中央時評】金正恩の戦争、プーチンの戦争(1)
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