6月2日地方選挙を控えているメキシコ中西部で、与野党市長予備候補2人が相次いで銃で撃たれて死亡した。
27日(現地時間)、エルウニベルサルとレフォルマなど地元紙によると、前日午後4~5時ごろ、ミチョアカン州マラバティオ市で政権党の国民再生運動(MORENA)所属のマラバティオ市長予備候補のミゲル・アンヘル・ザヴァラ・レイエス氏が不審者の銃撃を受けて死亡した。
警察によると、現職の医師だった彼は車で移動中に事故に遭った。
その後7時間近く経ったこの日午後11時ごろ、野党である国民行動党(PAN)のマラバティオ市長予備候補だったアルマンド・ペレス・ルナ氏が飲食店を運営する妻を迎えに行く途中、やはり銃で撃たれ命を失った。
現地の検察は、6月2日の大統領選と同時に行われる地方選挙を控え、選挙に影響を及ぼそうとする勢力によって犯された犯罪と推定している。
AP通信は、ミチョアカンが南部のゲレーロと北部のグアナフアトなどに続き、政治家と政府高官に対する攻撃が多く発生した5番目の州だと説明した。概してカルテルが関連犯罪を主導する。
ミチョアカンは悪名高いハリスコ新世代カルテル(CJNG)やラファミリアミチョアカナ、ロス・バイアグラスなどカルテル間の影響力争いで苦しむ地域だ。
メキシコのカルテルは事業家や地方政府高官、一般勤労者などを相手に保護金名目の金を奪い取っているが、特にミチョアカンでは「緑色の金」と呼ばれるアボカドの流通統制権をめぐる流血暴力事件が頻繁に発生する。
ミチョアカン州は世界最大のアボカド生産地だ。メキシコのアボカドの約7割はミチョアカン産だ。内需向けを除いては、大半が米国に輸出される。
同地域ではアボカド生産地の確保のため、カルテルで一部関与するとされる不法森林伐採も相次いでいる。
ミチョアカン州のアルフレド・ラミレス・ベドラ知事は前日、ケネス・リー・サラザール駐メキシコ米国大使との共同記者会見で「2018~2023年までに少なくとも3万ヘクタール(300平方キロメートル)の森林が違法なアボカド栽培地に変わった」と指摘した。
サラザール大使は「違法に栽培されたアボカドは米国に輸出されてはならない」とし、メキシコ側に適切な対応策作りを求めたと説明した。
27日(現地時間)、エルウニベルサルとレフォルマなど地元紙によると、前日午後4~5時ごろ、ミチョアカン州マラバティオ市で政権党の国民再生運動(MORENA)所属のマラバティオ市長予備候補のミゲル・アンヘル・ザヴァラ・レイエス氏が不審者の銃撃を受けて死亡した。
警察によると、現職の医師だった彼は車で移動中に事故に遭った。
その後7時間近く経ったこの日午後11時ごろ、野党である国民行動党(PAN)のマラバティオ市長予備候補だったアルマンド・ペレス・ルナ氏が飲食店を運営する妻を迎えに行く途中、やはり銃で撃たれ命を失った。
現地の検察は、6月2日の大統領選と同時に行われる地方選挙を控え、選挙に影響を及ぼそうとする勢力によって犯された犯罪と推定している。
AP通信は、ミチョアカンが南部のゲレーロと北部のグアナフアトなどに続き、政治家と政府高官に対する攻撃が多く発生した5番目の州だと説明した。概してカルテルが関連犯罪を主導する。
ミチョアカンは悪名高いハリスコ新世代カルテル(CJNG)やラファミリアミチョアカナ、ロス・バイアグラスなどカルテル間の影響力争いで苦しむ地域だ。
メキシコのカルテルは事業家や地方政府高官、一般勤労者などを相手に保護金名目の金を奪い取っているが、特にミチョアカンでは「緑色の金」と呼ばれるアボカドの流通統制権をめぐる流血暴力事件が頻繁に発生する。
ミチョアカン州は世界最大のアボカド生産地だ。メキシコのアボカドの約7割はミチョアカン産だ。内需向けを除いては、大半が米国に輸出される。
同地域ではアボカド生産地の確保のため、カルテルで一部関与するとされる不法森林伐採も相次いでいる。
ミチョアカン州のアルフレド・ラミレス・ベドラ知事は前日、ケネス・リー・サラザール駐メキシコ米国大使との共同記者会見で「2018~2023年までに少なくとも3万ヘクタール(300平方キロメートル)の森林が違法なアボカド栽培地に変わった」と指摘した。
サラザール大使は「違法に栽培されたアボカドは米国に輸出されてはならない」とし、メキシコ側に適切な対応策作りを求めたと説明した。
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