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事故頻発のロボタクシーに怒って火までつけた米国…日本では初めの一歩、中国では快速疾走、韓国は(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国北京亦荘経済開発区の大型ショッピングモールの前で自動運転ベンチャー「WeRide」が運行するロボバスとロボタクシーが乗客を待っている。シン・ギョンジン特派員

◇日本は最初の一歩…中国は「強力ドライブ」

日本ではトヨタが今夏初めて東京お台場で「レベル4」レベル(決まった区間でドライバーの介入なく運行する)の自動運転車サービスを始めると読売新聞が最近伝えた。トヨタのミニバン「シエナ」が現在建設中の新しいアリーナ(競技・公演会場)の近くを周回するが、ひとまず無料で運営した後、来年から有料サービスを開始する方針だ。ライバルのホンダもGMと手を組んで2026年1月から東京で自動運転タクシーサービスを施行する。

中国は2021年百度が北京で有償ロボタクシー「蘿蔔快跑」のサービスを始めて順調に事業地域を広げている。上海・広州・重慶など大都市10余カ所にもロボタクシーが走っている。中国は習近平国家主席の主導で2015年「中国製造2025」政策を打ち出し、自動運転産業に拍車を加えている。


昨年12月には交通局が「自動運転公共交通安全指針」を発表するなど関連交通政策の整備にも力を入れている。自動運転車であることを識別できるような外観にし、ロボタクシー・ロボバスの場合、ドライバーや安全点検官がの搭乗を必須とする内容が骨子だ。これに対して中国メディア「グローバル・タイムズ(Global Times)」は「中国内の自動運転車商業運行の土台づくりに役立つだろう」と評価した。

◇韓国「面白そうなので乗ったみたものの普段は…」

韓国ではソウル・世宗(セジョン)などでロボタクシーとロボバスが一般道路を走っている。ソウル市によると、先月まで6つの路線の全体累積乗客数は6万1600人余り水準だ。ただし上岩洞だけで有料運行が行われていて、江南(カンナム)・青瓦台(チョンワデ)路線は運行が中断された。ソウル市は現在無料試験運行中の江南・清渓川(チョンゲチョン)・青瓦台・ソウル中央バスレーン(深夜)路線を今年下半期に有料化する方針だ。世宗では世宗市外バスターミナル~忠清北道(チュンチョンブクド)五松(オソン)駅区間にロボバスが投入されている。

ただし業界はまだサービスの成長は鈍いとみている。この日、上岩洞で会った会社員Bさんは「面白そうなので一度乗ってみたものの、普段は利用しない」とし「休日や昼休みには運行しないなど制約が多いため、システムもまだ便利とはいえない」と話した。

◇「商用化のためにはまずは社会的合意を」

専門家はロボタクシー・ロボバス活性化のためには社会的合意や制度的整備が必要だと助言した。国民大学自動車・運送デザイン学科のクォン・ヨンジュ教授は「米サンフランシスコは交通弱者の移動権を前面に出して自動運転車を導入したが、消防・警察などの反発も無視できないほど大きかった」とし「社会的合意が不十分なのに技術だけが先行した事例」と話した。続いて「自動運転輸送手段が実質的な商用化につながるためには事故発生時の法的責任の主体を明確にする社会的合意や認識改善などが先行しなければならない」と付け加えた。


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