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市場シェア70%の大ヒット…インドも熱狂した「菜食チョコパイ」韓国菓子だった(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国ではバニラ味が一般的なロッテ「ワールドコーン」は、チョコレートの人気が高いインドでは3種類のチョコレートフレーバーでで販売されている。[写真 ロッテウェルフード・インド氷菓法人公式サイト]

◇海外成功→国内・外に再投資の好循環

韓国製菓メーカーの海外進出は成長のための苦闘に近い。世界製菓市場は成長を続けるが、韓国の製菓市場は縮小しているからだ。アイルランドの市場調査企業「リサーチ・アンド・マーケッツ(Research and Markets)」は世界製菓市場規模が2022年1885億ドル(約28兆円)から年平均3.6%ずつ成長して2028年には2293億ドル(約306兆)に達するとみている。反面、韓国製菓市場はロッテウェルフード・オリオン・農心(ノンシム)・クラウン・ヘテなどを合わせても4兆ウォン(約4500億円)に届かない。ロッテウェルフード関係者は「出生率が低い韓国では菓子も酒のつまみ用が人気だが、インドのような人口強大国では製菓業界の主な顧客である『子ども層』の拡張可能性が比較的高い」と話した。インドは製菓市場だけで17兆ウォン規模と推算される。

製菓メーカーは海外市場の成果を基に再投資に出ている。オリオン・ベトナム法人は2005年設立以来、昨年初めて本社に1100億ウォンを配当した。オリオン海外法人が国内に配当した初めての事例だ。会社関係者は「ベトナムで5年間、年平均500億以上の純利益が出た」とし「配当金は忠清北道(チュンチョンブクドの鎮川(ジンチョン)工場増設と借入金の償還などに使われる予定」と説明した。中国で製菓事業で用意した現地インフラはグループの新成長事業であるバイオ産業の進出にも役立った。オリオンは2021年以降、中国現地製薬会社と合資法人を設立してきた。


ロッテウェルフードはチョコパイに続きスナック菓子「ペペロ」を主力として海外投資を拡大する。東南アジアに販売拠点を、インドに生産拠点を確保した後、欧州市場にも進出するという構想だ。先月は2025年の稼働を目指してインド・ハリハナ州に330億ウォンを投資してペペロ初の海外生産基地を作ると発表した。これを通じて昨年27%だったペペロの海外売上比重を2028年には42%まで増やすのが目標だ。


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