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T・スウィフト東京ドーム公演を見た現代カード副会長の嘆き「ハローソウルを聞かなくてはならなかったのに…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ポップスターのブルーノ・マーズ(左側)と現代カードのチョン・テヨン副会長。[写真 チョン・テヨン フェイスブック キャプチャー]

コールドプレイ、ブルーノ・マーズ、ビヨンセら海外最高級アーティストの来韓公演を成功させた現代カードのチョン・テヨン副会長がテイラー・スウィフト来韓公演を成功させることができなかったことについて悔しさを吐露した。

13日、チョン氏は自身のインスタグラムにスウィフトの東京コンサートの動画と写真を投稿して「うまく交渉して『ハローソウル』という言葉を聞かなくてはならなかったのに、ここにきてハロー東京という言葉を聞いている」と書き込んだ。

続いて「各国政府まで関心を示した交渉角逐戦に、韓国には大型公演会場がないため、切り出すことすらできなかった」と悔しがった。


その一方で「スウィフト公演会場のあらゆる場所を見せてもらった」とし「一曲一曲異なる舞台セッティングを披露する公演なので数多くのスタッフが忙しく飛び回っている。舞台左右に二つのバンドを配置して左右ミラーイメージを作った舞台も初めて見る」と感心した。

チョン氏はこれまで現代カードによるコンサートイベント「スーパーコンサート」を通じて、コールドプレイ、ポール・マッカートニー、クイーン、レディー・ガガ、ビヨンセ、スティーヴィー・ワンダー、ブルーノ・マーズらの名だたる海外ポップスターの来韓公演を企画・開催してきた。

スウィフトは7日から10日まで日本・東京ドームで「THE ERAS TOUR」公演を開催した。引き続き3月2から4日にはシンガポールでも公演を行う予定だ。だが韓国はツアー日程に含まれなかった。業界からは韓国の大型公演会場不足が影響を及ぼしたという分析が出ている。

4万5000人余りを収容できる蚕室(チャムシル)主競技場は改築工事によって2026年まで公演が難しい。収容人数2万5000人の高尺(コチョク)ドームは米国プロ野球メジャーリーグ(MLB)開幕戦のための内部工事に入った。4万5000人余りの規模の麻浦区(マポグ)ソウルワールドカップ(W杯)競技場はサッカー競技のための芝生管理などの問題がある。

一方昨年3月にスタートした「THE ERAS TOUR」は大衆音楽ツアー史上としては初めて公演収入10億ドル(約1500億円)を超えた。該当ツアーは今年12月まで続くが、20億ドルは無理なく突破することが予想される。

米国旅行協会によると、昨年スウィフトの「THE ERAS TOUR」が少なくとも100億ドルの経済的影響を生み出したと推定される。これによって「スウィフトノミクス」(スイフト+経済学)という新造語が誕生した。



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