「クリンスマン監督はこれをきっかけにより一層充実していくはず」。

サッカー韓国代表の「キャプテン」孫興慜（ソン・フンミン、トッテナム）がアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）アジアカップを終えた所感を語った。ユルゲン・クリンスマン監督（ドイツ）が率いる韓国代表は７日（日本時間）、カタールのアフメド・ビン・アリ・スタジアムでアジアカップ準決勝を行い、ヨルダン代表に０－２で完敗した。

国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ランキング２３位の韓国は、８７位のヨルダンに後半２ゴールを奪われた。孫興慜（ソン・フンミン、トッテナム）、李康仁（イ・ガンイン、パリ・サンジェルマン）、金玟哉（キム・ミンジェ、バイエルン・ミュンヘン）がいる韓国は今大会を控えて歴代最強戦力という評価を受けた。しかし優勝候補の韓国はこの日、ヨルダンを相手に有効シュート「０」という屈辱的な成績を残した。


試合後、孫興慜は「私が足りなかった。チームを率いるうえで多くの足りない部分を感じた大会だった」とし「多くの選手の犠牲、献身があったが望む成績を出せず、選手たちに本当に申し訳なく、ファンにも、そして大韓民国の国民にも本当に申し訳なく思う」と語った。

「クリンスマン監督体制で北中米ワールドカップ（Ｗ杯）で好成績を出せると思うか」という質問に対し、「私が今後、代表チームでできるかについて考えなければいけないようだ。監督がもう私を考えないかもしれず、今後のことはよく分からないので」と話した。

孫興慜はクリンスマン監督に関することついては言葉を控えた。孫興慜は「監督の立場では多くの方の批判を受けることになるのはある意味当然かもしれない」としながらも「監督が叱責を受けることについて私は残念だと思っている」と述べた。

そして「実際、トーナメントの前から監督に対する視線があまりにも良くなかったため、監督の負担も大きかったはずだが、そのような状況の中でも難しい状況をよく乗り越えてきた。選手を引っ張りながらそのような点は一つも見せず、最後まであきらめない姿からは感銘を受けた」と話した。

孫興慜は韓国サッカーの未来に肯定的な面もあると語った。孫興慜は「監督はこれをきっかけにより一層充実していくはず」とし「代表チームで１年ほどしたが、韓国に戻って多くの分析をするはずで、さらにしっかりとしたチーム作りをすると考える」と話した。