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「配達員が息絶えようとしているのに犬だけ抱いていた」…20代のベンツ女、結局拘束=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真

ソウル江南(カンナム)の街の中で飲酒運転をしてバイクに追突し、死亡事故を起こした20代女性が5日、拘束された。

ソウル中央地方法院(地裁)のユン・ジェナム令状専門担当部長判事は、この日午後3時から特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致死)容疑が持たれているAさんに対する拘束前の被疑者尋問(令状実質審査)を行った後、「逃亡の恐れがある」として拘束令状を発行した。

これに先立ち、Aさんはこの日午後2時40分ごろ、黒のロングダウンジャケットを着て白い帽子とマスクをして裁判所に姿を現した。




Aさんは「現場で救助措置を取らなかったが、被害者に言うことはないか」という質問に「申し訳ない」と明らかにした。また「被害者に突っ込んだことは知っていたか」という質問には「知らなかった」と答えた。

Aさんは今月3日午前4時40分ごろ、ソウル江南区論峴洞(ノンヒョンドン)のある路上を飲酒運転している途中、前を走っていたバイクに後方からぶつかった容疑が持たれている。

この事故で、バイクを運転していた配達員の50代男性が心肺停止の状態で病院に運ばれたが死亡した。

警察によると、事故当時Aさんの血中アルコール濃度は免許取り消し水準(0.08%以上)だったことが分かった。また簡易薬物検査で薬物への陽性反応は出ておらず、同乗者はいなかった。

ソウル江南警察署はAさんを現場で現行犯逮捕した後、当日拘束令状を申請した。

3日事故現場を目撃したという通行人が、事故後、Aさんは救助措置をせずにずっと伴侶犬を抱いていたという目撃談をあるオンラインコミュニティに投稿して非難が起きた。

これに関連して、警察関係者は救助措置問題ついては「事故後の未処置容疑は適用されていない」とした。



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