新年最初の月の消費者物価上昇率が2%台を記録した。だが農産物価格が大きく上がり、韓国政府は「まだ経済回復傾向を体感し難い」として警戒した。
韓国統計庁が2日に発表した「1月の消費者物価動向」によると、先月の消費者物価指数は113.15(2020年=100)で昨年1月より2.8%上昇した。昨年7月の2.4%から3%台を維持してきたが6カ月ぶりの2%台への復帰だ。物価の基調的な流れを見せるコア物価(農産物・石油類除外)は2.6%で、2021年11月の2.4%から2年2カ月ぶりに低い上昇幅を記録した。
急騰する物価を押さえたのは国際原油価格だ。原油価格が下がり石油類(工業製品)価格が1年前より5%落ちた影響が大きかった。電気料金据え置きで冬季の暖房費急騰を防いだ影響もある。しかし体感物価は依然として高止まりしている。生活と密接な農産物が15.4%上昇した影響だ。特にリンゴやイチゴなど生鮮果実類の上昇率は2011年1月の31.9%以降で最も高い28.5%に達した。政府も警戒を緩めていない。崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相は「部門別に温度差が大きく、まだ『体感できる回復』に達することができずにいる。国際原油価格が上がれば2~3月の物価は再び3%前後で上昇する恐れがある」と懸念する。
物価統計の比較対象が昨年という点に注目しなければならない。2022年の5.1%から昨年上半期まで続いた3~5%台の高物価のベース効果が反映されたと分析される。最近の数値だけで物価が安定したとは見がたいということだ。韓国銀行のキム・ウン副総裁補はこの日「今後の物価の流れをもう少し確認しなければならない。物価見通し経路に不確実性が大きい」と診断した。
韓国統計庁が2日に発表した「1月の消費者物価動向」によると、先月の消費者物価指数は113.15(2020年=100)で昨年1月より2.8%上昇した。昨年7月の2.4%から3%台を維持してきたが6カ月ぶりの2%台への復帰だ。物価の基調的な流れを見せるコア物価(農産物・石油類除外)は2.6%で、2021年11月の2.4%から2年2カ月ぶりに低い上昇幅を記録した。
急騰する物価を押さえたのは国際原油価格だ。原油価格が下がり石油類(工業製品)価格が1年前より5%落ちた影響が大きかった。電気料金据え置きで冬季の暖房費急騰を防いだ影響もある。しかし体感物価は依然として高止まりしている。生活と密接な農産物が15.4%上昇した影響だ。特にリンゴやイチゴなど生鮮果実類の上昇率は2011年1月の31.9%以降で最も高い28.5%に達した。政府も警戒を緩めていない。崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相は「部門別に温度差が大きく、まだ『体感できる回復』に達することができずにいる。国際原油価格が上がれば2~3月の物価は再び3%前後で上昇する恐れがある」と懸念する。
物価統計の比較対象が昨年という点に注目しなければならない。2022年の5.1%から昨年上半期まで続いた3~5%台の高物価のベース効果が反映されたと分析される。最近の数値だけで物価が安定したとは見がたいということだ。韓国銀行のキム・ウン副総裁補はこの日「今後の物価の流れをもう少し確認しなければならない。物価見通し経路に不確実性が大きい」と診断した。
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