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87年前の「女性パイロット失踪のミステリー」の解決か…飛行機発見か

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真(写真は記事の特定内容と関係ありません)[Pixabay]

女性パイロットとしては、世界で初めて大西洋横断に成功した伝説のパイロット、アメリア・イアハートさんが失踪当時に操縦していた飛行機のがれきが発見された可能性が提起された。イアハートさんが1937年に世界一周に挑戦して行方不明になってから87年ぶりのことだ。

30日(現地時間)、米CNN放送によると、海洋探査会社ディープシービジョンの調査チームは27日、自社のインスタグラムに「太平洋の海底4877メートル地点でイアハートさんが行方不明になった時に操縦したロッキード製10Eエレクトラと推定される物体を発見した」と掲載した。イアハートさんの行方不明前の寄着予定地だった中部太平洋赤道付近の米国領ハウランド島から約161キロ離れた海底だ。




調査チームは音響探知装備を搭載した自律型無人潜水機(AUV)を利用して昨年9月から12月まで1万3468平方キロメートルに達する海底地形を探査した。追加確認のため、カメラ付きの遠隔操作型無人探査機(ROV)を動員し、1年内に再探査を計画しており、できれば引き揚げも試みる計画だ。

ディープシービジョンの最高経営者(CEO)であるトニー・ロメオ氏は「イアハートさんの失踪は過去最高のミステリー」とし、「今回の発見で失踪事件の真実に近づく機会を手にした」と主張した。

米国スミソニアン国立航空宇宙博物館のキュレーターであるドロシー・コクランさんは、調査チームが見つけた海底物体がハウランド島からそれほど遠くないところにあったという点について「イアハートさんの最後の信号がハウランド島に近づいて強くなった点を考えると、イアハートさんがハウランド島付近に墜落した可能性がある」と話した。

しかし、一部の専門家は、今回の発見に懐疑的な見方を示している。カリフォルニア大学サンディエゴ校の海底考古学者であるアンドルー・ピエトルスツカ氏は「これが飛行機、さらにはイアハートさんの飛行機なのかもしれないが、断定するには早い」として「探知データのノイズか、または他の飛行機なのかもしれない」と話した。

深海探索企業ノーティコスの創業者兼社長、デービッド・ジャーダン氏も、「調査チームが発見した物体から、イアハートさんが操縦したロッキード製エレクトラの特徴である双発エンジンの姿が見えない」と指摘した。また「音響が複雑で墜落後に飛行機の外形が変形した可能性もあるため、音とイメージだけで断定することは難しい」と強調した。

イアハートさんは1927年チャールズ・リンドバーグさんが初めて大西洋を飛行機で横断してから5年後の1932年、大西洋横断に成功した。1937年、航法士フレッド・ヌーナンさんとともに赤道周辺航路に沿って世界一周飛行に挑戦したが、同年7月2日、燃料補充のためハウランド島に向かうという内容の交信を最後に行方不明になった。

当時、米政府は南太平洋一帯で16日間にわたって大々的な捜索作業を行ったが、アイハートさんの行方は明らかにできなかった。すると一部では「マーシャル諸島に墜落した後、サイパン島に人質として捕まった」「わざと失踪劇を繰り広げた後、他の人として暮らしている」など色々な推測が飛び交った。



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