グループＢＴＳ（防弾少年団）のメンバー、ＳＵＧＡとＶを詐称して未公開音源を受け取った容疑などで裁判にかけられた２０代男性が、１審で実刑を言い渡された。

２４日、裁判所によると、ソウル中央地裁刑事第２７単独のハム・ヒョンジ判事は１９日、情報通信網の利用促進および情報保護などに関する法律違反などの疑いで拘束起訴されたＡ氏（２９）に懲役１年を言い渡した。

Ａ氏は２０２２年８～９月ごろ、ＢＴＳのメンバーＳＵＧＡを詐称してプロデューサーＢ氏と話を交わしていたところ、Ｂ氏から未公開ガイド音源などを受け取った疑いが持たれている。


Ａ氏は同年１１月ごろ、今度はＢ氏を詐称した。また、ＳＵＧＡに連絡してアルバム発売準備関連情報や発売予想日、入隊時期に関連した兵役関連情報などを収集したりもした。

また、Ａ氏はメンバーＶのように振る舞って他のプロデューサーから１０曲以上の未公開ガイド音源ファイルを受け取ったことが分かった。

この他にも、Ａ氏は一般に公開されていない所属事務所のアルバム発売関連情報、未公開音源情報、所属歌手の個人情報および身元情報、日程などを無断で流出した疑い（業務妨害）も適用された。

ハム判事は「犯行動機は収集した未公開情報を使って成功した作曲家を詐称しながら人々の歓心を受けるためのもの」とし「被告人は同種犯行で捜査および裁判を受ける期間にも継続して犯行したものであり、その罪質が良くない」と指摘した。

また「被告人はこの事件の犯行手口と一部類似した犯行で過去実刑を言い渡された前歴もある」として「被害が全く回復しておらず、被害者から許されることもできなかった」と付け加えた。

ただし「現在反省する態度を見せており、被告人の家族が先導を誓っている」と量刑の理由を明らかにした。

一方、音楽プロデューサーとして知られているＡ氏は、かつて有名アイドルグループの曲の製作過程にも参加したという。Ａ氏は２３日、１審判決に従わず裁判所に控訴状を提出した。