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韓国代表は25日にマレーシア代表との第3戦に臨む。16強トーナメントに進出すれば強豪チームとの対戦が続く。いくつもの峠を越えなければいけない。信じるべきは相手チームに対する綿密な分析と徹底的な準備だ。ところが第1戦、第2戦を見る限り、果たして韓国代表チームが十分な準備をしたのか疑問を感じざるを得ない。これほどなら「無作戦放任サッカー」に近い。
ヒディンク監督と安貞桓の再会を眺めるファンの脳裏にはクリンスマン監督と趙圭誠の顔がオーバーラップする。ファンはクリンスマン監督が国民と共に泣いて笑うことを望む。安貞桓がPKを失敗した後、必死でプレーしてヘディングゴールを決めたように、趙圭誠も最善を尽くして挽回ゴールを決めることを願う。
ヒディンク監督は2002年韓日W杯当時、選手らに「試合を楽しめ」と注文した。ところが我々は知っている。試合を楽しむことは、最善を尽くして準備した選手だけができる特権ということ。最善を尽くさず楽しむだけならそれが国家代表といえるだろうか。
チョン・ジェウォン/文化スポーツディレクター
【コラム】サッカー韓国監督の無作戦放任サッカー(1)
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