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北朝鮮「公開裁判」映像公開…薬物・性売買犯罪者の身上公開

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の国旗

北朝鮮で犯罪者が公開裁判を受ける映像が23日、公開された。

この日「SAND研究所の英文ニュースレター」がKBSに提供した映像によると、北朝鮮のある野外劇場で男女5人がマスクをつけたまま歩いて出てきて裁判を受ける。

彼らはそれぞれ薬物や性売買、窃盗などの犯罪を犯した疑いが持たれる。北朝鮮当局は、彼らの名前や年齢、写真、居住地、職場、前科記録まで一つひとつ公開した。




映像では、彼らを平壌(ピョンヤン)市から追放するとし、「尊厳の高いわが社会主義制度をあえてどうにかしようとする敵の策動に相槌を打つ者たちは、『無慈悲に懲罰しなければならない』という深刻な教訓を与えている」と話した。

これに関して、北朝鮮問題を研究するSAND研究所のチェ・ギョンヒ代表はKBSに「該当映像は北朝鮮内部教育用映像」とし「2021年麻薬犯罪防止法などが制定されて以降、その年の下半期ごろに撮影されたと推定される」と説明した。

北朝鮮は、従来刑法で扱っていた一部の犯罪を別途の特別法に定め、取り締まりと処罰を強化している。代表的な事例が2021年に制定した「麻薬犯罪防止法」で、該当法によるとアヘン・薬物の違法採取や製造、密輸などは最大死刑に処する。

チェ代表は「(既存に)麻薬はお金を持っている者、また力があって統制可能なので麻薬を奪うことができる者、このような人々が使用したとすれば、今は末端まで生活化されたというのがかつてとは異なる点」と説明した。薬物・性売買関連の裁判の映像を教育用として配布したのも、それだけ該当犯罪が蔓延し、啓導が切実だと判断したという分析だ。

さらに、「北朝鮮での『追放』というのは、(当事者)一人だけを処罰するのではなく、家族全体単位で行われる」とし、「家族全体が全く縁故のない、平壌よりかなり劣悪な地域に行かなければならないため、それだけでも苛酷な刑罰だ」と説明した。



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