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【リセットコリア】南北平和共存の2カ国体制戦略を樹立すべき(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
強大国の地政学的競争時代が開かれると、ユーラシア周辺部の伝統的・地政学的地震帯では戦争が野火のように広がった。東欧・中東に続いて次の戦場は韓半島(朝鮮半島)になるという警告が続いた。

火薬庫の前で火遊びでもするように、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は年末から韓国に脅迫を続けた。韓国を「最も敵対的な国」、南北関係を「戦争中の交戦国関係」と規定し、「核武力の持続的増強」と「南朝鮮領土平定のための大事変の準備」を指示した。実際、過去にも繰り返されてきた脅迫であり、韓国軍と韓米同盟の効果的な対応が期待される。

ところが突然、金正恩委員長が「大韓民国のものとは統一できない」として金日成(キム・イルソン)主席時代から守ってきた「1民族、1国家」統一路線を破棄し、南北関係を「同族関係でなく(敵対的な)2国関係」と規定した。


北朝鮮はこれまで連邦制統一、「わが民族同士」を叫びながら統一攻勢をかけてきたが、突然、韓国を敵対国家と規定して統一を放棄したのはどういう考えなのか。より重要な質問は北朝鮮発「2国体制」への我々の対応策が何かだ。今後、韓半島の前には3つの道が予想される。▼統一競争と戦争危機が残る現分断体制▼金正恩が宣言した「敵対的2国体制」▼平和共存の2国体制--だ。

ここに最善の選択肢はない。分断体制で南と北はそれぞれの領土と主権が不完全な半分の国家と認識し、完全な国家になるために無限「統一競争」をした。互いに食う・食われるのゼロサム「統一競争」は戦争危機の持続、対話・協力の崩壊、頻繁な軍事衝突、北朝鮮の核武装、南北の軍備競争を招いた根源だった。

結局「統一競争」を解消する方法は2つある。統一して一つになるか、統一をあきらめて完全に別の国として生きることだ。ところで統一は現在としては不可能だ。しばらく統一はあきらめて「2国家」として生きるというのが「統一競争」から抜け出す現実的な案となる。しかしこれも容易ではなかった。北朝鮮は「永久分断を画策」するものだとして反対し、国内でも反統一的・反民族的・反憲法(3条領土条項)的だとして拒否したからだ。

最近こうした流れは変わった。北朝鮮は「わが民族第一主義」スローガンを「わが国第一主義」に変え、金与正(キム・ヨジョン)労働党副部長は「互いに意識せずに暮らそう」と主張した。韓国国内の世論調査でも絶対多数の国民は分断国家でも統一国家でもない「2国体制」を好んだ。


【リセットコリア】南北平和共存の2カ国体制戦略を樹立すべき(2)

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