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米・イスラエルvs親イラン「抵抗の軸」各地で衝突…中東で高まる戦争拡大危機(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イスラエルのネタニヤフ首相

◇シリア・レバノン、イスラエル軍のミサイルで死傷者

これに先立ち、ロイター通信は、この日シリアの首都ダマスカスの建物に対するイスラエル国防軍(IDF)のミサイル攻撃でイラン革命防衛隊(IRGC)の高位情報官が少なくとも5人亡くなったと伝えた。爆撃当時、該当の建物ではIRGCのシリア内情報責任者らイラン関連の指導者の会合が開かれていたと通信は報じた。

イランの半官営タスニム通信はIRGCを引用して「最高指導者と総司令官は偉大な殉教者の家族とイスラム抵抗戦線の戦士、そして指揮官に哀悼と祝賀を伝えた」と報じた。イランのライーシ大統領はイスラエルの攻撃に対して「卑怯な行動」と強力に批判して「見過することはできない」としながら報復を予告した。


IDFは今回の空襲に対する論評を拒否した。この日、レバノンでもイスラエルと親イラン武装組織ヒズボラが互いに攻撃し合った。レバノン国営NAA通信はレバノンのマワヒーン地域でイスラエルのドローン空襲で少なくとも2人が死亡したと伝えた。IDFは該当の攻撃に対する立場を出さなかったが、声明でイスラエル戦闘機がレバノン南部アル・アディサ地域にあるヒズボラの戦闘施設を攻撃したと明らかにした。ヒズボラもこの日イスラエル軍基地に対して攻撃を3回加えたと明らかにした。

一方、この日紅海では親イランのイエメン・フーシ派反乱軍が発射を準備していた対艦ミサイルを米国が攻撃した。米国は前日にも紅海を狙って発射を準備していたフーシ派の対艦ミサイル3基を攻撃するなどフーシ派本陣に対する空襲を連日継続している。

ガザ地区ではイスラエルがハマス除去を目標に高強度の作戦を継続している。この日ガザ地区各地で戦闘が起き、特に南部都市ハーン・ユーニスで銃撃や空襲、砲撃が報告されたとAFPは伝えた。ガザ地区保健省はこの24時間で178人が亡くなり、開戦以来ガザ地区の累積死亡者が少なくとも2万5000人に増えたと伝えた。負傷者は6万2681人だ。

◇バイデン・ネタニヤフ、戦後の構想ですれ違い

イスラエルの首都テルアビブではこの日、ネタニヤフ首相の退陣とガザ地区に抑留された人質の帰還を求める大規模なデモが開かれた。IDFによると、現在までガザ地区に残っているイスラエル側の人質は132人と推定される。AFPはガザ地区にいる人質のうち少なくとも27人は殺害されたことが把握されていると伝えた。

前日、バイデン大統領はネタニアフ首相と先月23日以降、約1カ月ぶりに電話会談を行ったが、イスラエルとパレスチナが共存する「二国家解決」など戦後の構想に対する明確な立場の違いだけを再確認した。会談後、バイデン大統領はネタニアフ首相が二国家解決にオープンな立場だと話したが、イスラエル総理室は「イスラエルがガザ地区に対する治安統制権を持たなければならない」として反論した。


米・イスラエルvs親イラン「抵抗の軸」各地で衝突…中東で高まる戦争拡大危機(1)

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