アジアサッカー連盟（ＡＦＣ）アジアカップ本戦に参加中の韓国サッカー代表チームが「中東の伏兵」ヨルダンとのグループリーグ第２戦で苦戦の末に引き分けで試合を終えた。

国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）ランキング２３位の韓国は２０日、カタールのドーハで行われたグループリーグＥ組第２戦でランキング８７位のヨルダンと対戦し、前半に２点を渡したが前半９分に孫興慜（ソン・フンミン、トッテナム）の先制ゴールと後半アディショナルタイムに黄仁範（ファン・インボム、ズベズダ）が追加ゴールを決め２－２で引き分けた。韓国はこれに先立ちグループリーグ第１戦でバーレーンに３－１で勝利しており、戦績は１勝１分けとなった。勝ち点は１点を加え４点となった。

残念な引き分けとともにヨルダン戦で勝利し早期にベスト１６進出を確定するというクリンスマン監督の当初計画に支障が出た。韓国がヨルダンを相手に勝利を追加すれば勝ち点６点を確保しベスト１６入りのチケットを早期に手にすることができた。グループリーグ最後の相手がランキング１３０位で弱小のマレーシアである点を考慮し事実上グループ１位も早期に決められる機会だった。だが予想外の苦戦で勝利を逃し無念さが残った。