警察が違法撮影の疑いで捜査を受けるサッカー選手の黄儀助（ファン・ウィジョ、３２、ノッティンガム）に対して出国禁止措置を取ったことが確認された。

ソウル警察庁サイバー捜査隊は１８日、法務部に要請し、違法撮影と２次加害の疑いを受ける黄儀助に対して１６日に出国禁止措置を取った、と明らかにした。

英国で活躍中の黄儀助側はこれに反発して翌日の１７日、「過剰捜査で所属チームで無断離脱をした」という内容の捜査官忌避申し立てをソウル警察庁聴聞監査人権担当官室に行った。


これに先立ち警察は昨年１１月１８日、黄儀助を被疑者身分で呼んで取り調べを行った。その後１２月２７日を期限に１次出頭要求書を送ったが、黄儀助側がチーム事情などを理由に出頭は難しいという立場を明らかにすると、２次出頭要求をした。

黄儀助は１２日と１５日に警察に非公開で出頭し、「被害女性は撮影の事実を知っていたが、拒否の意思を示さなかった」という趣旨で述べたことが伝えられた。

黄儀助は昨年６月、黄儀助の元恋人だと主張しながら写真および動画をインスタグラムに共有した人物を脅迫などの容疑で警察に告訴した。その後、警察は捜査の過程で違法撮影があったとみて黄儀助を被疑者身分に転換した。

黄儀助と黄儀助側の弁護士１人は昨年１１月に立場を表明しながら「相手の女性は放送活動をする公人で既婚者」と伝え、被害者を特定できる情報を公開した疑い（性暴力処罰法違反）も受けている。

動画などを載せて黄儀助を脅迫した人物は黄儀助の兄の妻と把握され、昨年１２月に拘束、起訴されて裁判を受けている。