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「長生きしてどうしようというのか…」暴行を受けた60代警備員、動画を投稿した10代を告訴=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

[写真 オンライン・コミュニティ キャプチャー]

韓国で、10代男子学生から暴行を受けた60代警備員が結局告訴状を提出した。自分の様子を撮影された動画がインターネット上に拡散した事実を知ることになった後、立場を翻意したのだ。警備員は「恥ずかしくもあり、これ以上長生きしてどうしようというのか」と話した。だが警備員は当初、謝罪を受けたとして処罰を願わないという立場を明らかにしていた。

同事件は12日0時ごろ、京畿道南揚州市(キョンギド・ナムヤンジュシ)のある商店街で発生した。60代男性警備員Bさんが騒ぎを起こしたA君一行に注意を与える過程で小競り合いが起きたという。

Bさんは15日、メディアの取材に対して「(商店街の前に)パラソルを立てるためのホルダーがあり、それを女の子が倒して遊んでいた」とし「けがをするからやめるよう言った」と説明した。このようにして始まった言い合いは小競り合いに発展した。地下駐車場エレベーターの前でBさんが撮影した動画を見ると、A君は警備員を見ると「おい、なぜ撮影するのか。おい、消せ。消せと言ってるだろ」と乱暴な言い方で迫った。そしてBさんの携帯電話をはたき落として足で蹴った。暴行を受けたBさんは「私も腹が立ったのでスパーリングするか(と言った)」と話した。その後に起きた本格的な小競合いをA君の友達が撮影してソーシャルメディアに投稿して事件は公になった。


該当の動画を見た市民の通報で警察が現場に出動したが、Bさんは双方暴行だったと言って処罰を願わないとした。

しかし暴行の動画が拡散したことを知ったBさんは「動画を撮影してソーシャルメディアに投稿した部分は処罰してほしい」と立場を変えた。Bさんは「自分の孫のようであり、孫もどこかで事故を起こす可能性もあるから」と思い、このことはなかったことにしようと考えたと話した。続いて「家で休んでいる間にネット上に出ていておおごとになった」とし「恥ずかしくもあり、これ以上長生きしてどうしようというのか(と考えた)」と話した。

Bさんが告訴したことにより、警察は動画をインターネット上で共有した学生に情報通信網法上名誉毀損容疑の適用を検討している。また、Bさんを暴行したA君に対しては傷害容疑適用を検討している。警察は動画の中でBさんが3秒ほど気絶している様子を根拠に「反意思不罰罪」(被害者告訴不要)に該当しない傷害罪の適用が可能だとみている。



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