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「軍服務BTSメンバーを使って金儲け」 所属事務所HYBE、軍慰問レターアプリ「ザ・キャンプ」に警告状

ⓒ 中央日報日本語版

2017年『春の日』の活動当時のBTS[写真 Big Hit Music]

BTS(防弾少年団)の所属事務所が国軍慰問レターアプリ「ザ・キャンプ(THE CAMP)」の運営会社に警告状を送った。軍服務中のBTSメンバーの肖像・名前などを無断使用したという理由でだ。



8日、韓国通信社「ニューシス」によると、HYBE(ハイブ)は国軍疎通プラットフォーム「ザ・キャンプ」を運営するEnable Daon Softに対して、最近「BTSメンバーの肖像、声明などをアーティストやHYBE傘下のレーベル『Big Hit Music』の許可なくサービス全般にわたって無断使用している」とし、即時中断を要求する公文書を送ったことが確認された。


ザ・キャンプはモバイルアプリとインターネットサイトを通じて家族や知人が入隊した訓練兵にインターネット慰問レターを送ることができるサービスだ。将兵は訓練所を出所して自隊配置を受けた後はオンラインコミュニティ形態のザ・キャンプにコメントを残すことができる。アプリローンチ直後、運営会社が大韓民国陸軍と業務協約を締結して陸軍疎通サービスとして定着した。

問題の発端は同アプリの運営会社がBTSのIP(知識財産権)を無断に使った情況が確認されたことだ。HYBEはザ・キャンプのプラットフォーム「推薦スター軍人」サービスとアーティストの軍生活に関する情報提供サービス、アーティストのファンのためのコミュニティ(キャンプ)サービスでBTSの肖像、姓名などが多数使用されていたことを摘発した。

また、ザ・キャンプは「Official」を掲げてBTSメンバー個別コミュニティを開設し、運営していた。BTSの公式ファンコミュニティに関する運営権は所属事務所が所有している。所属事務所の公式ファンコミュニティ運営権を事実上侵害したものとHYBE側はみている。

あわせてザ・キャンプのコマースチャネル「ザ・キャンプモール」では「ミリラン人形」、人形に脱付着する「将兵名札」をパッケージで販売しているが、この名札にBTSメンバーの実名を堂々と使用した。人形は1つ当たり5万6000ウォン(約6140円)相当の高価で販売されている。アーティストの名前もIPに該当するというのが所属事務所の立場だ。

HYBEはザ・キャンプが法的保護を受けるアーティストの「パブリシティ権」を侵害したものとみている。パブリシティ権は肖像使用権とも呼ばれていて、特定の人物が持つ姓名や肖像、その他の同一性を商業的に利用する者を許諾および統制できる排他的権利を意味する。

HYBEからの抗議を受けるとザ・キャンプ運営社はBTS関連の掲示物を削除し、「ミリラン人形」アーティストの名札パッケージ販売も中断した。しかしBTSコミュニティは「Official」という文字を外しただけで今も運営されていることが分かった。ザ・キャンプ側は運営会社ではなくファンが自発的に作ったコミュニティだと抗弁しているという。



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