ＭＲＣＶは多様な有人・無人システムを柔軟で直感的かつ統合された方式で運営できるよう母船の役割をするよう設計され、最大の戦闘効率性で広範囲な任務を支援できる。シンガポールのウン・エンヘン国防相は以前に議員らに海軍の新たな多目的戦闘艦に自律技術が内蔵され多様な任務を遂行するためにともに作動する無人プラットフォームを備えた母船の役割をすると紹介した。




シンガポール国防省によると、同国海軍は今後２０年間に人員が３０％減少する見込みで、国家安保守護の厳しさが増すことが予想される。シンガポール国防省は無人プラットフォームが困難を解決する手段になるよう望んでいる。シンガポール国防省は昨年２月、議員らに海軍が全艦船の半分が無人化する未来戦力構造に転換するだろうと説明した。


③パキスタン空軍、ＦＣ３１戦闘機導入へ

２日にパキスタン空軍が中国製Ｊ－１０Ｃ戦闘機を含む新装備に対する導入式を開いた。この行事でパキスタン空軍参謀総長はパキスタンが近く中国製第５世代ステルス戦闘機ＦＣ３１／Ｊ－３１ジルファルコンを導入すると明らかにした。

２０１２年に初飛行したＦＣ３１／Ｊ－３１は中国が独自開発した第５世代双発ステルス戦闘機だ。形が米国の第５世代ステルス戦闘機Ｆ３５と似ている上に中国が米国からＦ３５の資料をハッキングしたという報道が出てＦＣ３１／Ｊ－３１を「Ｆ３５のコピー品」と低評価する見方もある。中国空軍が導入するかは不確実だったが、段階的に空母用戦闘機に適合した改良が行われていることが確認され、中国海軍が空母で運用する戦闘機として採択される可能性が大きい。

だが一部専門家はパキスタン空軍参謀総長が導入数や引き渡し日程を明らかにしていないことから、インドとの軍事的バランスにどのような影響を与えるのか結論を出せずにいる。ロンドンにある英国の王立防衛安全保障研究所（ＲＵＳＩ）の航空宇宙専門家は、今回の導入がパキスタン空軍にどのような意味があるのか、この地域最大のライバルであるパキスタンとインドの間の軍事的均衡にどのような影響を及ぼすのか不明だと明らかにした。

パキスタン空軍出身のある専門家はパキスタンのＦ３１／Ｊ－３１導入計画に対し、訓練とメンテナンスの側面から戦闘機を多機種導入するのは役に立たず、パキスタンの経済状況が良くない状況で支出を大幅に減らす必要があると明らかにした。彼は既に運用しているＪＦ１７ブロック３とＦ１６戦闘機、そして今回導入されたＪ－１０Ｃがインド空軍との交戦で空中優勢を達成できると主張した。

それに対し、米国に本部を置く国際評価戦略センター（ＩＡＳＣ）の中国軍専門家は、パキスタンの導入自体だけで中国に重要な意味があると分析した。彼はパキスタンを欧州とトルコの第５世代戦闘機販売攻勢から守ったことだけでも意味があると明らかにした。トルコはパキスタンに自国製第５世代戦闘機「カーン」の共同製作を提案するなど輸出に向け努力している。


パキスタン、中国製「Ｆ３５のコピー品」導入か（１）