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浮上する北東アジア安保のカギ…国連軍司令部の旗、横須賀ではためく(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「ブルー・リッジ」は第7艦隊の旗艦だ。第7艦隊司令官(海軍中将)が搭乗して海兵隊の上陸作戦を指揮する。各種指揮・通信装備を搭載するため船首から船尾まで特殊設計された。大きく膨らんだ舷側が独特だった。第7艦隊の関係者は「アンテナなど装備搭載空間を増やそうと改造した結果」と説明した。このほか駆逐艦など第7艦隊の各種艦艇が埠頭に並んでいた。米海軍の巡洋艦と駆逐艦は共にイージス艦だ。この日、原子力潜水艦は作戦遂行中であり、横須賀で見ることはできなかった。

第7艦隊は日付変更線を基準に太平洋を半分に分け、その西側からインド洋の中心までを作戦区域とする。第7艦隊は「Any given time(随時)」艦艇70-80隻、航空機275機、兵力3万7000人を即時投入できる準備体制を整えた。必要な場合、米本土と全世界米軍基地からの増援で戦力を増強できる。

前日に訪問した横田空軍基地はソウル汝矣島(ヨイド)の面積の倍を超える7平方キロメートル規模。ここには在日米軍司令部と米空軍の第5空軍司令部がある。基地の中心には3キロ以上の滑走路が位置する。あちこちに輸送機と支援機、ヘリコプターが見えた。横田基地には第374空輸航空団が駐留し、戦闘・爆撃機部隊はないという。ヘリコプターのように離着陸してプロペラ機のように飛行するティルトローター輸送機CV-22オスプレイもあった。第5空軍の関係者は「横田基地はインド太平洋のハブ」とし「米本土からここを経由して太平洋の各地に人員と装備、物資を送る」と伝えた。


横田基地は「平和オデッセイ2023」にC-130J-30「スーパーハーキュリーズ」戦術輸送機を公開した。C-130J-30は1956年から生産しているC-130ハーキュリーズの最新型で、全長35メートル、全高12メートル、翼幅40メートル。6翼にプロペラが4つで、コクピット(操縦席)計器盤をデジタルに変えた。最大20トンの貨物を積載でき、1キロメートルほど滑走路があれば離陸できる。韓民求(ハン・ミング)元国防部長官は「韓半島有事の作戦の意味を知るほど国連軍司令部の重要な役割が分かる」とし「国連軍司令部の後方基地を媒介に韓国・米国・日本が安保で緊密に連結する」と説明した。


浮上する北東アジア安保のカギ…国連軍司令部の旗、横須賀ではためく(1)

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