イスラエル人のうち１５％だけがネタニヤフ首相の続投を支持しているという世論調査の結果が出たとロイター通信が２日（現地時間）、伝えた。

報道によると、イスラエル民主主義研究所（ＩＤＩ）が最近実施して発表した世論調査の結果、回答者の１５％だけが彼の続投を望んでいることが分かった。

ネタニヤフ首相の政治的ライバルであり、現在戦争内閣のパートナーである中道主義者のベニー・ガンツ氏を首相として望んでいるという回答は２３％だった。約３０％は「支持する指導者がいない」と答えた。


武装政派ハマスとの戦争後、ネタニヤフ首相が継続して政権を握ることを希望するイスラエル人はわずか１５％に過ぎなかったが、パレスチナのガザ地区でハマスを鎮圧するまで軍事攻撃を続けるという彼の戦略に対しては、より多くの人が支持を示した。

ＩＤＩは人質解放に関連しては、回答者の５６％が軍事攻撃を続けることが人質を救出する最善の方法だと答え、２４％はイスラエル刑務所にいるパレスチナ人収監者数千人と交換するのが最も良いと答えた。

ネタニヤフ首相は昨年１０月７日、ハマスのイスラエル南部への攻撃で１２００人が死亡し、２４０人がガザ地区に拉致された後、ハマスに対する報復攻勢を続けている。

同年１１月２４日から１週間続いた休戦期間中、パレスチナ人収監者と１００人の人質を交換したが、ガザ地区に抑留された残りの人質を取り戻すためには、さらに強い軍事的圧力が欠かせないとみて攻撃を続けてきた。

同通信は、他の世論調査でも、ハマスの奇襲攻撃後、ネタニヤフ首相の人気が急落したことが分かったと伝えた。１２月のＩＤＩ世論調査ではイスラエル人の６９％が戦争が終わるやいなや選挙を行わなければならないと考えていることが分かったという結果が出た。