パレスチナの武装組織ハマスの隊員が11月28日(現地時間)臨時休戦を迎えてガザ地区南部ラファで赤十字社関係者に人質を引き渡している。イスラエルを攻撃して罪のない民間人を人質として捕まえたハマスに対して米国や英国、日本などは制裁に出た。グラフィック=キム・ジュウォン記者
アラブ圏メディアのアルジャジーラによると、シンワル氏は25日(現地時間)、書簡を通じて「イスラエルとの戦争で降伏はない」とし、「戦争を最後まで続ける」と明らかにした。シンワル氏はイスラエル軍が除去対象の1位とされるハマスのリーダーの役割を果たす人物だ。
シンワル氏は書簡で「イスラエルがガザ地区を占領できないように決死抗戦する」とし「イスラエル軍は卑怯で暴力的で前例のない戦争犯罪を犯している」と指摘した。また「ハマスの軍事組織アル・カッサム旅団が1500人余りを殺害し、軍用車両750台を破壊するなどイスラエル軍に莫大な人命および装備損失を与えた」と主張した。
この日のメッセージは10月7日のハマス空襲以降初の公開メッセージだ。シンワル氏は戦後2カ月以上公の場に姿を現さず、マスコミにいかなる立場も明らかにしなかった。アルジャジーラは、彼の初公開メッセージが前日にあったエジプトの休戦提案に対する答えだと分析した。これに先立って、エジプトは、ハマス側に終戦の条件として臨時休戦および人質解放やパレスチナ統合政府の構成、イスラエル軍の撤収などを提案している。
この記事を読んで…