アップル(Apple)が最近公開した生成型AIツール「HUGS(Human Gaussian Splats)」で作ったデジタルアバターを他の動画に挿入した様子。[写真 アップル]
24日、IT業界や外信などによると、アップルがコロンビア大学の研究陣と一緒にマルチモーダルLLM(大規模言語モデル)「Ferret」を非商業用オープンソース形態で10月に公開した事実が一歩遅れて話題になった。マルチモーダルLLMはテキストだけでなくイメージ・映像なども認識してコンテンツを作り出すことができ、オープンAI(OpenAI)・グーグル(Google)・マイクロソフト(Microsoft)などが最近しのぎを削っている技術だ。生成AIに関連したアップルの論文も今月に入って公開された。短い映像があるだけで3Dデジタルアバターを実現する「HUGS(Human Gaussian Splats)」技術と制限されたメモリーチップでLLMを効率的に処理する技術等だ。来年からChatGPTのような生成AI技術が個人スマートフォンに搭載されたオンデバイスAI市場が本格化する中で、アップルが関連技術を相次いで公開して耳目を集めている。AI競争で遅れを取っているという評価のアップルが生成AIを自社のハードウェア・ソフトウェアエコシステムに組み込もうとしているとみることができる。
アップルはまた、LLMの著作権問題をなくそうとVOGUE(ヴォーグ)をはじめザ・ニューヨーカー(The New Yorker)、コンデナスト(Conde Nast)、NBCニュースなどメディア業界と交渉も推進しているとニューヨーク・タイムズ(NYT)が22日(現地時間)、報じた。NYTは「アップルは仮想秘書『Siri』のリリース以降、10年間ほぼ停滞していた」とし「生成AI開発競争でアップルが競争会社に追いつこうと努力している」と評価した。
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