タヌリが撮影した月裏面のシュレディンガー峡谷。[写真 韓国航空宇宙研究院]
韓国天文研究院が開発したPolCamには2台のカメラがついているが、このうち1台が作動しておらず、残りの1台もデータ処理に問題があることが確認されたと、韓国毎日経済新聞が20日、報じた。PolCamは昨年8月に打ち上げられたタヌリ搭載体6個のうちの一つだ。
PolCamは月の表面を偏光観測する。偏光は特定の方向だけで振動する光を意味する。偏光を観測すれば月の表面の粒子の大きさやチタニウムの分布が分かる。粒子の大きさや分布により異なる偏光が発生するためだ。粒子の大きさなどを知ることができれば該当粒子がいつ生成されたのかなど、宇宙風化研究に役立つ。
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