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北朝鮮のミサイル発射時は韓国が、落下時は日本が監視

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

10月12日、韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防長官、米国のオースティン国防長官、日本の木原稔防衛相(左から)が3カ国会談をした。 [写真 国防部]

19日に正式稼動した韓日米の北朝鮮ミサイル警報情報(warning data)リアルタイム共有システムに関連し、韓国軍当局は日本から共有される情報が相当有益だとみている。地球の曲率のような地理的要因、探知装備の能力など日本が持つ強みで韓米情報の不足分を埋めることができるという期待だ。

国防部によると、この日午前9時付けで北朝鮮ミサイル警報情報リアルタイム共有システムが正式稼働に入った。該当システムの正式稼働は昨年11月の3国合意以降、約1年1カ月ぶりだ。これに先立ち、韓日米首脳は昨年11月カンボジア・プノンペンで会い、北朝鮮ミサイル警報情報のリアルタイム共有に合意したことに続き、今年8月キャンプデービッド首脳会議で年内稼働を約束した。

今後、韓国と日本は米国を通じて飛行中の北朝鮮ミサイル情報をリアルタイムでやりとりすることになる。米インド太平洋司令部傘下のハワイ連動統制所(INDOPACOM JICC)を中心に、韓国軍の韓国型ミサイル防衛(KAMD)作戦統制所・連動統制所(KICC)と自衛隊・在日米軍の連動統制所が指揮統制システム(C4I)に連結されるという形だ。


活用される装備としては、軍当局が地上で運用する弾道弾監視追跡レーダー「グリーンパイン(Green Pine)」(探知距離600キロ)、在韓米軍の高高度ミサイル防衛体系(THAAD)レーダー(AN/TPY-2・TM、800キロ以上)、海上のイージス駆逐艦レーダー「スパイ(SPY)-1D」などがある。日本の場合、在韓米軍の「終末段階モード」THAADレーダーより探知距離が2倍以上長い「前方配備モード」THAADレーダー(AN/TPY-2・FBM、約2000キロ)を保有している。探知距離1000キロ以上の地上レーダー4基、空中早期警報機17機なども運用しているという。監視装備の量的・質的側面で、日本が少なくない強みを持っているというのが軍当局の評価だ。

実際の地球曲率を考慮すると、北朝鮮ミサイルの初期発射時点や高度など上昇段階の情報は韓国のほうが有利だが、落下時点や旋回飛行など終末段階に関する情報は日本のほうが優位だ。軍当局は前日(18日)に北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)18」の発射に対して、該当システムを実際の状況として運用した。その結果、「韓国、韓米の能力より『特異点』を見る能力が日本にあった」というのが軍当局が下した評価だ。

国防部はまた、来年1月から米国早期警報衛星が収集する北朝鮮情報を受け取ることができると説明した。米国の静止軌道衛星(DSP)新型早期警報衛星(SBIRS)、低軌道衛星(STSS)約10基がリアルタイムに送信する情報にはICBMなど戦略ミサイルだけでなく首都圏を狙う戦術ミサイル関連の内容も含まれる可能性があるという。

国防部はこの日、2024年から3カ国が2年間実施する訓練計画も承認した。これまでは北朝鮮の脅威レベルが高まった時に3カ国が非定期的に実施していた海上ミサイル防衛訓練や対潜戦訓練などを、これからは体系的に実施するという趣旨だ。



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