北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が大喜びしている。2回も失敗した「千里馬1号」が「万里鏡1号」を搭載して宇宙に向かったからだ。北朝鮮は2021年1月の第8回党大会で軍事偵察衛星確保方針を決定し、昨年12月には試験用偵察衛星を打ち上げた。
金正恩は今年3月に国家宇宙開発局(現国家航空宇宙技術総局)を訪問した際、韓国軍、自衛隊、そして太平洋の米軍に関する情報を収集するよう指示した。また「5年以内に多数の軍事偵察衛星を太陽同期軌道に多角配置すべき」と命令した。
そして打ち上げのDデーが決まった。しかし5月の最初の打ち上げは失敗し、8月の2回目も失敗した。北朝鮮は「10月中に3回目の打ち上げをする」と公言したが、9月に金正恩-プーチンの首脳会談が行われ、延期された。プーチン大統領が金正恩に人工衛星開発を支援すると伝えたからだ。これを受け、少数のロシア科学者が北朝鮮に入って技術的な助言をしたとみられる。
北朝鮮は先月21日、3回目の打ち上げで偵察衛星を宇宙軌道に乗せるのに成功した。「万里鏡1号」は高度500キロ上空で一日に15回ほど地球の周囲を回る。1周するのに94.7分かかるということだ。一日に2、3回ほど韓半島上空を通過する。
北朝鮮は「万里鏡1号」が撮影したという米国と韓国の軍事基地に何度か言及したが、まだ一度もその写真を公開していない。軍事的価値に対する評価を恐れているからだ。韓国海軍は北朝鮮が最初の偵察衛星打ち上げに失敗した際、推進体と搭載体を回収し、韓国国防科学研究所(ADD)がこれを分析した。偵察カメラの解像度は3メートルを超え、軍事的な価値はないと判断した。
韓国も2日未明、偵察衛星1号を打ち上げた。米カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地から「ファルコン9」ロケットを利用した。北朝鮮の「万里鏡1号」と同じ太陽同期軌道に乗せ、韓半島(朝鮮半島)上空を通過する回数も似ている。決定的な差は、北朝鮮の「万里鏡1号」は解像度が3メートルだが、韓国偵察衛星の解像度は30センチという点だ。
金正恩は今年3月に国家宇宙開発局(現国家航空宇宙技術総局)を訪問した際、韓国軍、自衛隊、そして太平洋の米軍に関する情報を収集するよう指示した。また「5年以内に多数の軍事偵察衛星を太陽同期軌道に多角配置すべき」と命令した。
そして打ち上げのDデーが決まった。しかし5月の最初の打ち上げは失敗し、8月の2回目も失敗した。北朝鮮は「10月中に3回目の打ち上げをする」と公言したが、9月に金正恩-プーチンの首脳会談が行われ、延期された。プーチン大統領が金正恩に人工衛星開発を支援すると伝えたからだ。これを受け、少数のロシア科学者が北朝鮮に入って技術的な助言をしたとみられる。
北朝鮮は先月21日、3回目の打ち上げで偵察衛星を宇宙軌道に乗せるのに成功した。「万里鏡1号」は高度500キロ上空で一日に15回ほど地球の周囲を回る。1周するのに94.7分かかるということだ。一日に2、3回ほど韓半島上空を通過する。
北朝鮮は「万里鏡1号」が撮影したという米国と韓国の軍事基地に何度か言及したが、まだ一度もその写真を公開していない。軍事的価値に対する評価を恐れているからだ。韓国海軍は北朝鮮が最初の偵察衛星打ち上げに失敗した際、推進体と搭載体を回収し、韓国国防科学研究所(ADD)がこれを分析した。偵察カメラの解像度は3メートルを超え、軍事的な価値はないと判断した。
韓国も2日未明、偵察衛星1号を打ち上げた。米カリフォルニア州バンデンバーグ宇宙軍基地から「ファルコン9」ロケットを利用した。北朝鮮の「万里鏡1号」と同じ太陽同期軌道に乗せ、韓半島(朝鮮半島)上空を通過する回数も似ている。決定的な差は、北朝鮮の「万里鏡1号」は解像度が3メートルだが、韓国偵察衛星の解像度は30センチという点だ。
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