「中央アジアの躍動的な変化は、これまでにはない完全に新たな機会を韓国にもたらすことになるでしょう」
ウズベキスタン大統領室傘下戦略地域研究所のアクラムジョン・ネマトフ第1副所長は12日、ウズベキスタンの首都タシケントで開かれた「第3回韓半島-北方文化戦略フォーラム外交対話」で「中央アジアと韓国は多国間主義原則や国際規範などに共感し、地域内および国際安全保障問題において緊密で同じような立場を維持している」と述べた。
この日の対話は韓国外国語大学校国際地域研究センターHK+国家戦略事業団とウズベキスタン戦略地域研究所が共同主催した。開会の挨拶は韓国外国語大学校国際地域研究センター長兼HK+国家戦略事業団長であるカン・ジュンヨン氏が行い、司会はチョン・ギウン副団長が務めた。
◇「ウズベキスタン、韓国への投資を積極的に摸索」
ネマトフ氏はこの日の対話で、特に中央アジアと韓国間の経済協力の潜在力に注目した。「ウズベキスタンは2030年までに現在約803億ドル(約12兆円)の国内総生産(GDP)を倍増させようという目標を掲げている」とし「韓国をはじめとする外国投資誘致を最優先外交政策としている」と説明した。
続いて「ウズベキスタン大統領室傘下『外国投資者委員会』を中心に韓国企業の投資誘致に特に力を入れていて、天然資源、農業関連の研究開発(R&D)、繊維など多方面に協力が拡大している」と述べた。ネマトフ氏は両国間の経済協力の例として、2019年4月ウズベキスタン・チルチクに設立した韓-ウズベキスタン希少金属センターと2018年8月仁川松島(インチョン・ソンド)に開所した駐韓ウズベキスタン貿易代表部(韓-ウズベキスタン・ビジネスセンター)などを挙げた。
ネマトフ氏はまた、中央アジアが抱えている水不足や地球温暖化などの環境問題に関連し、「韓国の技術が問題解決に大きく寄与することができる」と強調した。6月、朴振(パク・ジン)外交部長官はタシケントでサイドフ外相と気候変動協力協定に署名して温室効果ガス削減事業などを共同で推進していくことで合意した。
◇「世界はすでに脱脱冷戦に進入」
この日の対話には王允鍾(ワン・ユンジョン)大統領室経済安全保障秘書官も出席し、変化する国際情勢の中の韓国-中央アジア協力の潜在力を強調した。王氏は「韓国は過去に貿易・投資障壁を低くして市場統合・自由化を追求し、人的資源を基に経済発展の奇跡を実現させたが、このような脱冷戦時期のグローバル化基調はすでに幕を下ろした」とし「世界はすでに『脱脱冷戦(post-post-cold war)』に進入した」と説明した。
続いて「『脱脱冷戦』の時期では、企業も費用最小化のための『ジャスト・イン・タイム(JIT・Just In Time)』戦略から危険最小化と多角化を模索する『ジャスト・イン・ケース(JIT・Just In Case)』戦略に旋回している」と説明した。あわせて「サプライチェーン(供給網)の混乱など予期せぬ危機に備えるためには100%信頼がおける『友人』と協力しなければならない」とし、核心鉱物など豊富な天然資源を抱える中央アジアとの協力必要性を強調した。
王氏はまた、中央アジアに拡散している韓流の価値を印象づけた。「全世界には韓流が許されない一定の国々が存在するが、このように文化的交流まで断絶した場合を真の意味の『デカップリング(decoupling・脱同調化)』と見ることができる」とし「中央アジアでは韓流が二国間協力の素晴らしいかけ橋役を果たしている」と述べた。
ウズベキスタン「中央アジアの躍動性、韓国に新たな機会…気候危機も共に克服を」(2)
ウズベキスタン大統領室傘下戦略地域研究所のアクラムジョン・ネマトフ第1副所長は12日、ウズベキスタンの首都タシケントで開かれた「第3回韓半島-北方文化戦略フォーラム外交対話」で「中央アジアと韓国は多国間主義原則や国際規範などに共感し、地域内および国際安全保障問題において緊密で同じような立場を維持している」と述べた。
この日の対話は韓国外国語大学校国際地域研究センターHK+国家戦略事業団とウズベキスタン戦略地域研究所が共同主催した。開会の挨拶は韓国外国語大学校国際地域研究センター長兼HK+国家戦略事業団長であるカン・ジュンヨン氏が行い、司会はチョン・ギウン副団長が務めた。
◇「ウズベキスタン、韓国への投資を積極的に摸索」
ネマトフ氏はこの日の対話で、特に中央アジアと韓国間の経済協力の潜在力に注目した。「ウズベキスタンは2030年までに現在約803億ドル(約12兆円)の国内総生産(GDP)を倍増させようという目標を掲げている」とし「韓国をはじめとする外国投資誘致を最優先外交政策としている」と説明した。
続いて「ウズベキスタン大統領室傘下『外国投資者委員会』を中心に韓国企業の投資誘致に特に力を入れていて、天然資源、農業関連の研究開発(R&D)、繊維など多方面に協力が拡大している」と述べた。ネマトフ氏は両国間の経済協力の例として、2019年4月ウズベキスタン・チルチクに設立した韓-ウズベキスタン希少金属センターと2018年8月仁川松島(インチョン・ソンド)に開所した駐韓ウズベキスタン貿易代表部(韓-ウズベキスタン・ビジネスセンター)などを挙げた。
ネマトフ氏はまた、中央アジアが抱えている水不足や地球温暖化などの環境問題に関連し、「韓国の技術が問題解決に大きく寄与することができる」と強調した。6月、朴振(パク・ジン)外交部長官はタシケントでサイドフ外相と気候変動協力協定に署名して温室効果ガス削減事業などを共同で推進していくことで合意した。
◇「世界はすでに脱脱冷戦に進入」
この日の対話には王允鍾(ワン・ユンジョン)大統領室経済安全保障秘書官も出席し、変化する国際情勢の中の韓国-中央アジア協力の潜在力を強調した。王氏は「韓国は過去に貿易・投資障壁を低くして市場統合・自由化を追求し、人的資源を基に経済発展の奇跡を実現させたが、このような脱冷戦時期のグローバル化基調はすでに幕を下ろした」とし「世界はすでに『脱脱冷戦(post-post-cold war)』に進入した」と説明した。
続いて「『脱脱冷戦』の時期では、企業も費用最小化のための『ジャスト・イン・タイム(JIT・Just In Time)』戦略から危険最小化と多角化を模索する『ジャスト・イン・ケース(JIT・Just In Case)』戦略に旋回している」と説明した。あわせて「サプライチェーン(供給網)の混乱など予期せぬ危機に備えるためには100%信頼がおける『友人』と協力しなければならない」とし、核心鉱物など豊富な天然資源を抱える中央アジアとの協力必要性を強調した。
王氏はまた、中央アジアに拡散している韓流の価値を印象づけた。「全世界には韓流が許されない一定の国々が存在するが、このように文化的交流まで断絶した場合を真の意味の『デカップリング(decoupling・脱同調化)』と見ることができる」とし「中央アジアでは韓流が二国間協力の素晴らしいかけ橋役を果たしている」と述べた。
ウズベキスタン「中央アジアの躍動性、韓国に新たな機会…気候危機も共に克服を」(2)
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