北京首都体育館で開かれた2022北京冬季オリンピック(五輪)ショートトラック男子1500メートル決勝で、1位でゴールインした黄大憲(ファン・デホン)が太極旗を振っている。キム・ギョンロク記者
韓国代表チームのアン・ジュンヒョン監督は「初日競技後、黄大憲を待つファンがいたが、宿舎のエレベーターで嘲弄したり中国選手の名前を言ったりした。ISUに抗議をする措置を取った。心理的な打撃を受け、非常に不安だったはずだ。あってはならないことだと思う。競技場の中でのヤジは甘受するべきだが、宿舎にまでついてきたのは深刻な問題」と話した。
大韓スケート連盟は開催国の中国側に抗議をし、その後選手団の移動時にはガードをつけることで一段落した。スケート連盟関係者は「ISUに抗議した。だが、大会が開かれていた途中だったので慎重になるほかなかった」と話した。
黄大憲は今年開かれた2022北京五輪男子1000メートルを1位でゴールインしたにもかかわらず、不可解なジャッジで失格となり、メダルを奪われた。その後行われた1500メートルではスタートから先頭を守り、文句なしの金メダルを獲得した。偶然にも今回W杯が開かれた首都体育館での出来事だった。
今シーズン第1戦以降、まだ金メダルがない黄大憲はホームの韓国で15日~17日に開かれる第4戦で躍進を狙う。アン・ジュンヒョン監督は「身体の状態は問題ではない。帰ってきてからは表情が明るくなった」と付け加えた。
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