「AIに乗り来年のDRAM市場66%成長」…サムスンとハイニックスに反騰のシグナル
金融投資業界は11日にサムスン電子とSKハイニックスの10-12月期業績見通しを一斉に上方修正した。それぞれ世界のメモリー業界1位と2位である両社が来年黒字転換を超え再び年間10兆ウォン台の営業利益を上げる「好況サイクル」に進入することが有力だという観測だ。
一部ではSKハイニックスが4四半期連続の営業赤字を経て10-12月期には1000億ウォン台の黒字を出すものと予想した。サムスン電子もやはり来年1-3月期の黒字転換が有力だ。高帯域幅メモリー(HBM)とDDR5など高付加価値DRAMを中心に需要が増え「メモリーの春」が訪れるだろうという見通しだ。
これらの製品はAI専用チップと高性能サーバー駆動の核心メモリーだ。サムスン電子、SKハイニックス、マイクロンの「DRAMビッグスリー」のうち高付加価値DRAM市場で両社が占める割合が80%以上であるだけに恩恵が集中する可能性が大きい。
高付加価値メモリーの「貯水池」の役割をするAI半導体市場規模は2027年までに現在の9倍に拡大すると予想される。AIチップのトップを走る米エヌビディアの「H100」だけでなく、6日にAMDがエヌビディアの対抗馬として出した「MI300シリーズ」にもサムスン電子とSKハイニックスのHBM搭載が事実上確定したという。これらチップ1個にHBMが4~8個使われる。グーグル、アマゾン、マイクロソフトなども来年本格的にAI開発に向けた高性能コンピューティングシステム構築に入る。いずれも次世代メモリーの搭載が必須だ。
HBMとDDR5の登場により既存の少品種大量生産、汎用製品中心のメモリー市場も変わっている。HBMはDRAMを多く積層する構造であるだけにデータ保存容量が大きく、価格も一般DRAMより5倍以上高い。SKハイニックスは最近HBMをはじめとするサーバー用高容量DRAM事業で30%に近い利益率を記録したことがわかった。今年のメモリー半導体平均利益率の2倍以上だ。半導体業界関係者は「在庫調節に成功すれば両社が来年には50%を超える記録的な利益率を早く取り戻すことができる」と話した。
市場の雰囲気も上昇傾向に持ち直した。2年以上にわたり下り坂を歩んだDRAMとNAND型フラッシュの固定取引価格はこの2カ月連続で上昇した。DRAM汎用製品(DDR4)の平均固定取引価格は9月の1.3ドルから先月は1.55ドルに19.2%上昇した。NAND型フラッシュ汎用製品もやはり9カ月ぶりに4ドルを超えた。キウム証券のパク・ユアク研究員は「流通在庫正常化と減産の影響により市場が供給者優位に転じた」と診断した。
市場調査機関のガートナーは来年のメモリー半導体市場がAIサーバー需要の爆発に押され66.3%成長すると予想した。世界半導体市場統計(WSTS)は来年メモリー市場が今年より40%成長した1300億ドルに達すると予想した。KAIST電機電子工学部のキム・ジョンホ教授は「当分サムスンとハイニックスが高付加価値DRAMの新規需要のうち80%以上を持っていくだろう。技術主導権を確実に握らなければならない」と話した。
この記事を読んで…