イスラエルのガザ地区攻撃でガザ地区で最古のイスラム寺院（モスク）が破壊されたと、ハマスが８日（現地時間）、Ｘ（旧ツイッター）に映像を載せながら主張した。破壊されたのはグレート・オマリ・モスク。モスクの多くの部分が崩れていて、塔（ミナレット）の部分だけが残っている。

このモスクは北部ガザ地区ジャバリアにあり、７世紀にビザンチン教会があった場所に建てられたもので、イスラムの第２代カリフ、オマルの名にちなむ。

ハマス関係者はイスラエルが「悪らつで野蛮な犯罪」を犯したと非難した。そして国連文化機関のユネスコがこのような遺跡を保護するよう要請した。イスラエル軍はいかなる論評も出していない。


ガザ地区の旧市街にあるこのモスクは紛争で数回、地震で１度損傷したが、そのたびに再建されてきた。イスラエルはハマスがイスラム寺院、学校およびその他の民間基盤施設を利用して戦士を隠していると非難してきた。