MLB初の満塁本塁打のボールを返したファンと写真撮影をした金河成(キム・ハソン) [サンディエゴ インスタグラム キャプチャー]
金河成は元チームメートの後輩から恐喝されたとして警察に告訴状を提出した状態であり、自身への関心に対する負担のためか一球会側に了解を求めたという。
一球会は金河成を特別功労賞の受賞者に選定し、金河成は8日、ソウル江南区清潭洞(チョンダムドン)リベラホテルで開催された2023Nutri D-DAY一球賞授賞式に出席する予定だった。
金河成は今季、MLBポジション別最高守備選手に授与されるゴールドグラブ賞(ユーティリティ部門)に選ばれ、最高の一年を送った。韓国の選手がゴールドグラブ賞を受賞したのは金河成が初めてで、アジア出身の内野手でも初めての受賞だ。
しかし金河成は授賞式の前日の7日、「恐喝された」として過去のチームメート(ネクセン、現キウム)の後輩を警察に告訴し、この日、授賞式には出席しなかった。
金河成側は代理受賞者も授賞式の現場に送らなかった。その代わり「一球会の先輩たちによる意味のある席に出席できず残念だ。申し訳なく、感謝している」という所感だけをあらかじめ伝えておいた。
司会者は金河成が特別功労賞受賞者に選ばれたという事実だけを短く伝え、授賞者として舞台に立った鄭根宇(チョン・グンウ)は「今季はユーティリティでゴールドグラブ賞を受賞したが、来年は遊撃手として受賞する金河成選手を見たい」と述べた。
金河成が所属するサミットマネジメントは金河成が授賞式に出席しなかったことについて「関連事案について公式に立場を明らかにしていない状況であり、授賞式に出ることができなかった」とし「法律代理人が8日午後に立場を発表する」と予告した。
これに先立ちサミットマネジメントは「金河成は後輩から持続的に脅迫を受けてきた」とし「警察に告訴状を提出し、6日、警察署に行って告訴人調査を終えた」と明らかにした。
◆後輩はイム・ヘドン氏…自ら顔と名前を公開
金河成が警察に告訴した後輩とはイム・ヘドン氏であることが分かった。金河成は2014年にネクセン(現キウム)ヒーローズに入団し、イム氏は翌年の2015年に同じチームに加わった。
投手だったイム氏はKBOリーグ1軍の試合に一度も出場できず退団した。その後、2018年から21年まで金河成のマネージャーを務めながら関係を維持してきたことが分かった。
イム氏は7日、テレビ朝鮮の番組に自身の顔と名前を公開し、「酒を飲めば(金河成は)常習的に暴行した。(この)2年間は連絡をしたことはなく、金銭の要求も一度もしていない」と主張した。
イム氏は「金河成の暴行の証拠」としてチャンネルAに関連写真も公開した。これに対しディスパッチは8日、「『家庭暴力の現実』が『金河成の暴行の証拠』に化けた」と報じた。
ディスパッチは過去に金河成とイム氏が交わしたメッセンジャーの対話内容を証拠に挙げた。この対話でイム氏は金河成に「家庭暴力の現実」として数枚の写真を送った。またイム氏は「父が先に暴言を吐いた」と伝えた。
ディスパッチは「イム氏はお金がなくなるとまた他の野球人を脅迫のターゲットにした」とし「イム氏がどのように有名野球選手を恐喝したかを追加で明らかにする予定」と伝えた。
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