ロシア国防省が6日、ロシア公営放送を通じて公開した映像。ロシアの主力戦闘機スホイ(Su)-35Sがプーチン大統領の専用機を護衛飛行している。[写真 X(旧ツイッター) キャプチャー]
外信はプーチン大統領がビン・サルマン皇太子との会談を通じて「減産同盟」をアピールしているという分析を出している。世界石油生産量の40%を占めるロシアとサウジは産油国協議体「OPECプラス」を通じて産油量を調節してきた。これに関連してフランス24は「プーチン大統領の中東歴訪は最近のロシアの減産発表にもかかわらず、国際原油価格が下落した以降に行われた」と指摘した。
これに先立ちプーチン大統領はUAEアブダビでも歓待を受けた。UAEのムハンマド大統領はプーチン大統領を「親愛なる友」と呼んだ。プーチン大統領は「両国関係は過去最高水準」としながら「UAEはアラブ世界でロシアの主要貿易パートナー」と呼応した。これに関連して英国フィナンシャル・タイムズ(FT)はウクライナ戦争で西側陣営の制裁に直面したロシア企業にとってUAEは迂回通路になってきたと指摘した。プーチンがUAEを訪問した6日は国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)が開催されている期間で、ウクライナ代表団も出席中だ。
ロシア国防省は同日、現地メディアを通じてプーチン大統領の専用機を戦闘機が護衛して飛行する映像も公開した。映像にはロシアの主力戦闘機である「スホイ(Su)-35S」4機が専用機の周辺で並行して飛行する様子が映っている。ロシア国防省は「戦闘機にはミサイルも装着した状態だった」と明らかにした。
プーチン大統領の中東歴訪はウクライナとイスラエルで「2つの戦争」が展開している中で行われた。プーチン大統領は今年3月国際刑事裁判所(ICC)で逮捕令状が発行されてからは海外歴訪を自制してきた。キルギスタン・中国を除いて新興経済国の集まりBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)首脳会議のような国際会議には主にオンラインでのみ参加してきた。
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