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<中央フォーラム>米中対立の中でも…韓国、「超格差」確保すれば問題ない(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆強みを持つ三元系、中でも「ウルトラハイニッケル」

最近、二次電池市場で中国の勢いが強い。LGエナジーソリューション、サムスンSDI、SKオンのKバッテリー3社の非中国グローバル市場シェアは48.3%(1-9月、SNEリサーチ)にのぼるが、CATL・BYDを筆頭とする中国企業が3けた成長率で急成長している。

中国の武器は「価格性能比」を前に出したリン酸鉄リチウム(LFP)バッテリーだ。ニッケル・コバルト・マンガン(NCM)陽極材を使用する三元系よりエネルギー密度は低いが、安くて寿命が長い。最近は技術が向上して市場掌握力が高まっている。


専門家らは「Kバッテリーは世界最高技術力を保有する三元系に集中すべき」と強調している。LFPの「波」が起きているが、依然として三元系のシェア(61.3%、昨年)が最も高い。パク・テソン韓国バッテリー産業協会副会長は「グローバル革新が低価格市場から出ることはない」と断言した。

具体的には「ウルトラ(Ultra)ハイニッケル」バッテリーが挙げられる。ニッケル含有量を90%以上に高めて「エネルギー密度」を高めた製品だ。性能が良いうえバッテリー搭載量が減り、電気自動車のコストを低めることができる。LG化学、エルアンドエフ(L&F)、ECOPROBM、ポスコケミカルなど韓国企業が関連技術を確保していて、国内産業生態も形成されている。ただ、コバルト・マンガンの比率が減るだけに安定性を高めるのが課題だ。

一方ではLFPを相手にする「低価格・中低価格」ポートフォリオも構築する必要がある。キム・ピルス韓国電気自動車協会長(大林大教授)は「三元系に集中するものの、LFPなどを必ず持って進まなければいけない」と話した。続いて「リチウム・ニッケル・ガリウムなど主要原材料の中国への依存度を低めることも重要だ。インドネシアなどとの協力を拡大する必要がある」と指摘した。

◆AI生態系の人材育成・維持を

「生成AI第2幕が開かれた」。1年前にOpenAIのチャットGPTが登場した後、新しいAI道具(ファウンデーションモデル)で新技術を試演する競争をしたとすれば、これからは実生活問題を解決する「キラーアプリ」競争が始まったという意味だ。

米中覇権競争期の韓国AI産業の活路に対する中央フォーラム諮問団の診断も同じだった。米中に比べて投資規模が少ない現実を勘案すると、生成AIとシナジー効果を出す産業ドメイン(分野)を先制的に見つけて適用する必要がある。そのためにはAI生態系を形成する「人材(Brain)」の育成と維持が欠かせない。

まず、韓国の国内総生産(GDP)の28%を占める製造業と生成AIをうまく結びつけなければいけない。ソウル大のチャン・ビョンタクAI研究院長は「製造業強国であるだけに、生成AIが学習して応用する関連データが多い」とし「(生成AIを活用して)生産性・効率性を大きく高め、製造業で飛躍することができる」と期待した。

そのためにはAIを活用できる人材を育成して維持することが求められる。中央フォーラム諮問団は修士・博士級AI人材が国内に滞在できる生態系の形成を強調した。KAIST(韓国科学技術院)のキム・ジュホ電算学科教授は「海外企業を好む理由は報酬が多い点のほか、世の中を変える挑戦的な課題を遂行できるため」とし「国内でもそのような機会を支援しなければいけない」と説明した。

人材育成方式の多様化も必要だ。チャン・ビョンタク院長は「製造業などデータがある産業分野の従来の職員に生成AI教育をし、職員らが活動するよう方式を転換する必要がある」とし「余力が不足する中小企業は政府が支援するのがよい」と述べた。


<中央フォーラム>米中対立の中でも…韓国、「超格差」確保すれば問題ない(1)

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