ウクライナの首都キーウが未明にロシアによる侵略戦争が始まって以来最大規模のドローン攻撃を受けた。

ウクライナ空軍は２５日、同日未明から６時間にわたりロシア軍が７５機のドローンを動員してキーウなどを攻撃したと明らかにした。空軍は７５機のドローンのうち７４機を撃墜したと明らかにしたが、破片が落下し５人が負傷するなどの被害が発生した。７５機のうち６６機はキーウと周辺地域を攻撃した。これは昨年２月末にロシアがウクライナを侵攻してから最大規模のドローン攻撃だった。ウクライナのエネルギー省はキーウに対する攻撃により７７軒の住宅など２００軒の建物に対する電力供給が一時中断されたと明らかにした。

キーウ市のクリチコ市長はこの日テレグラムを通じ負傷者２人が現場で医療支援を受けていると明らかにした。また、ドローンによりマンションの建物が破損し数件の火災も報告されたと話した。クリチコ市長はキーウ市内の最小３地域でマンションにドローンの破片が落ちたと伝えた。


一方、ロシアの首都モスクワがウクライナの首都キーウを攻撃した翌日にドローンの大量空爆を受けた。ロシアのスプートニク通信が２６日に伝えたところによると、モスクワ市のソビャーニン市長はこの日テレグラムを通じモスクワとトゥーラ、カルーガ、ブリャンスク地域でウクライナのドローン１１機を撃墜したと明らかにした。ソビャーニン市長は「一部ドローンはモスクワに飛んで行ったがロシア防空軍により阻止された。ドローンの残骸が落下した後、人命など深刻な被害はなかった」と話した。ロシアはウクライナ側の報復攻撃と推定している。