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麻薬使用し飛行中の旅客機のドアを開けようとした20代の女…令状棄却、なぜ=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
覚醒剤を使用して旅客機に搭乗し非常ドアをむりやり開けようとした20代乗客の拘束令状が裁判所で棄却された。

仁川(インチョン)地裁のキム・ソンス令状専従部長判事は24日、航空保安法違反と麻薬類管理に関する法律上の向精神薬使用の容疑を受ける26歳の女の令状実質審査を進めた後、拘束令状を棄却した。

キム部長判事は「女は韓国国内に一定した住居があり、持続的な妄想などの症状で治療が必要だとみられる。両親が被疑者を入院治療すると嘆願している点と確保された証拠などを考慮すると逃走したり証拠を隠滅する懸念はない」と棄却理由を明らかにした。


女は22日午前2時ごろ、米ニューヨークのケネディ国際空港を出発して仁川国際空港に向かう旅客機内で非常ドアを開けようとした容疑を受けている。女は飛行中に不安症状を見せ非常ドアを開けようとしたが乗務員に制止された。

警察は仁川空港に到着した女に任意同行を求め調査する過程で簡易試薬検査をしたところ麻薬の陽性反応が出てたため緊急逮捕した。

調べの結果、女はニューヨークに6カ月以上滞在して帰国したもので、精神科の治療を受けた前歴はないものとわかった。

乗客が乗務員の指示なく出入口を任意に操作する場合、航空保安法第23条により10年以下の懲役、麻薬類を使用した場合は麻薬類管理法第3条により10年以下の懲役か1億ウォン以下の罰金に処されることがある。



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