본문 바로가기
이전 페이지로 가기 공유하기 주요 서비스 메뉴 열기

北朝鮮の偵察衛星、グアム米軍基地撮影か…「金正恩の万里鏡、戦車と車も区別できない可能性も」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2020年7月20日に韓国初の独自通信衛星であるアナシス2号が米ケープカナベラル空軍基地ケネディ宇宙センターで打ち上げに先立ち待機している。この日の打ち上げは成功した。[写真 韓国防衛事業庁]

北朝鮮は21日に奇襲的に衛星を打ち上げた翌日、「軍事偵察衛星打ち上げに成功した」と公開した。朝鮮中央通信は22日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が参観する中で21日夜10時42分28秒に平安北道鉄山郡(ピョンアンブクド・チョルサングン)の衛星発射場から「万里鏡1号」を新型ロケット「千里馬1型」に搭載して成功裏に打ち上げ、万里鏡1号を軌道に正確に進入させたと報道した。後続報道では、万里鏡1号が撮影したグアム・アンダーセン空軍基地の衛星写真を金委員長が確認したとし、金委員長がいまや万里を見下ろす目と万里を叩く強力な拳をすべて手中に掌握したと述べるとともにより多くの偵察衛星を運用すべきと強調したことを伝えた。

北朝鮮の一挙手一投足に鋭敏な韓国の一部報道機関では万里鏡1号衛星の性能(解像度)が3~5メートル級の解像度とし、地上の物体が自動車なのか戦車なのか程度は見分けられるほどだと報道した。北朝鮮の意図に巻き込まれる過大評価だ。衛星写真で適用する解像度の定義によると、3~5メートル級衛星写真では自動車と戦車を区別できない。3~5メートル級の自動車や戦車はそれぞれ1つの点、すなわち画素を決める最小単位であるピクセルとして衛星写真に現れるという意味だ。点として現れる自動車や戦車を区別できるという主張は北朝鮮に有利な解釈だ。実務的に高解像度軍事衛星写真や低解像度衛星写真に接することができないことに伴う間違いとみられる。

金委員長が万里鏡1号衛星を「万里を見下ろすことができる目」と表現したことをどのように解釈すべきだろうか。「見下ろす」とは、辞書では高い山から下の方へ遠く広がる展望を見るという意味で、細かく物体の種類まで確認できることに使う表現ではない。それなら金委員長が見たという万里鏡1号が撮影したグアム・アンダーセン基地の衛星写真の解像度はどの程度だろうか。果たして軍事的価値がある、いわゆる標的に使えるほどの解像度だろうか。そうでなければ計画されたシナリオから出た欺瞞(ぎまん)戦術ではないのかを慎重に確かめてみなければならない。


北朝鮮地域に配備された砲や戦車の種類、例えば一般トラックなのか放射砲なのか、または、延坪島(ヨンピョンド)砲撃挑発の主力である122ミリ放射砲なのか、首都圏を脅かす240ミリ放射砲なのか、自走砲なのか戦車なのか、首都圏を威嚇する長射程砲拠点にイスカンデル型(KN-23)ミサイルや超大型放射砲(KN-25)数基が突然密かに配備されているのかどうかなどを分別し備えるよう早期警報ができる軍事偵察衛星の解像度は最小限30センチメートル以内の高解像度だけが可能だ。40~50センチメートル級の解像度でも武器の種類を区別するのは難しい。軍事用語で言えば、脅威である軍事武器の種類を分別できる衛星であってこそ軍事的価値があるという意味だ。さらに30センチ級以内の高解像度軍事偵察衛星写真でも最小5~10年以上の経歴を持つ熟練した映像専門家と情報分析官だけが評価と判断が可能な専門分野だ。

こうした側面で万里鏡1号は現在先進国で運用する気象・地球観測目的の小型衛星の性能にも満たない試験用衛星にすぎないと評価する。ひとまず万里鏡1号の重さが300キログラム前後と推定されるが、この程度では事実上軍事的価値はほとんどない。基本的に衛星は重いほど高解像度センサーを装着できるため、米国やロシアなど先進国の軍事偵察衛星は1~20トンの中大型だ。北朝鮮は数十年にかけて開発してきた弾道ミサイル技術で小型衛星を打ち上げるのには成功した。

だが衛星のセンサー性能は解像度1メートル級以内のサブメーター級に達するにはまだ相当な期間が必要だ。撮影した衛星写真を判読する映像専門家を養成するのにも関連データ蓄積と判読能力熟練に向け長い時間がかかる。また、衛星で写真を撮影したデータを地上の受信所へ伝送するデータ送受信技術も一部先進国だけが保有している核心技術のため移転は容易でない。ロシアが核心技術と核心部品(センサー)を簡単に移転するはずはないが、もし提供したとしても設計に反映して製作した衛星を早期に打ち上げるのは制限されるのが宇宙領域だ。

千里馬1型の「千里馬」は1956年に金日成(キム・イルソン)主席が戦後復興を督励するために作り出した「千里馬運動」から取ったもので、共産主義式闘争精神と速度戦を意味する。金委員長が住民らに金日成時代を思い起こさせる一種の象徴語ということだ。衛星である「万里鏡」は金委員長が金日成主席をまねて作り出した「万里馬運動」から出たもので、金日成主席とは違う自身の衛星打ち上げの偉業として印象付けさせようとする宣伝扇動用の統治用語にもみえる。

筆者の経験から見ると北朝鮮が軌道に進入させたという衛星は金委員長の統治目的面で宣伝扇動術に合致する軍事偵察衛星かもしれないが、軍事的性能の面ではまだ「軍事偵察衛星」にはるかに至らない。今月末打ち上げ予定の韓国軍の425偵察衛星(解像度30センチ)が本当の軍事偵察衛星だ。したがって私たちが万里鏡1号を北朝鮮が主張している通り軍事偵察衛星と呼ぶよりは単に小型衛星と呼べばどうだろうかと考える。核兵器を持っている北朝鮮の欺瞞と宣伝扇動術にはまったり引きずられたりしてはならないためだ。

キム・ファンロク/元国防情報本部長



関連記事

この記事を読んで…

포토뷰어

最新記事

    もっと見る 0 / 0

    공유하기

    팝업닫기
    top 메뉴