Ｋ－ＰＯＰ歌手の一般部門受賞は不発だった。ＢＴＳジミンがＫ－ＰＯＰ３部門の他に一般部門である「トップセーリングソング」にノミネートされたが惜しくも受賞を逃した。この部門はテイラー・スウィフトが受賞した。ガールズグループのＦＩＦＴＹ　ＦＩＦＴＹ（フィフティーフィフティー）も一般部門「トップデュオ／グループ」にノミネートされたが、メキシコのバンドｆｕｅｒｚａ　ｒｅｇｉｄａに受賞を譲った。Ｋ－ＰＯＰ授賞部門が増えてＫ－ＰＯＰ歌手の一般部門受賞が難しくなるのではないかという懸念が出ている。ＢＢＭＡｓだけでなく米国大衆音楽授賞式でＫ－ＰＯＰ部門の新設は一つの流れだ。これに先立ち、昨年「アメリカン・ミュージック・アワード（Ａｍｅｒｉｃａｎ　Ｍｕｓｉｃ　Ａｗａｒｄｓ、ＡＭＡｓ）」もＫ－ＰＯＰ部門を新設した。

これに関連し、大衆音楽専門家は「結局は音楽次第」と口をそろえる。評論家のチョン・ミンジェ氏は「授賞式にＫ－ＰＯＰ部門を置くことに対して『Ｋ－ＰＯＰ歌手を特定の範疇にとどめておこうとする』という否定的な見解もあるが、ＢＴＳの『Ｄｙｎａｍｉｔｅ』『Ｂｕｔｔｅｒ』のようなメガヒット曲ならＫ－ＰＯＰ部門だけに閉じ込めておくのは難しいだろう」と話した。評論家のキム・ドホン氏は「むしろＫ－ＰＯＰ部門の新設は話題を振りまくＫ－ＰＯＰを米国音楽市場が新進ジャンルと認定したものだ」と評価した。Ｋ－ＰＯＰがＲ＆Ｂ・ロック・ラティンポップ・ラップ・カントリーのようにＢＢＭＡｓが授賞する幅広いジャンルの一つになったということだ。また「今年Ｋ－ＰＯＰ部門がなかったとすれば、事実候補に入ることさえ難しかっただろう」としながら「初動販売量やチャート順位など単なるファンダム戦略を越える、バイラルを目に見えるように起こしたり、音楽市場に影響力を及ぼしたりするなど良い音楽に対して深く考えることが必要な段階」と付け加えた。
ビルボードアワーズの１部門に…ジャンルとして認められたＫ－ＰＯＰ（１）