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「プーチンを信頼している」 ロシア軍に志願入隊した韓国青年の正体

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

資料写真[Pixabay]

ロシアメディア「AiF(Argumenty i Fakty、論拠と事実)」が韓国国籍の青年がロシア軍に志願入隊してウクライナ・ドンバス戦線に投入されたと報じた。AiFはこの男性のインタビュー映像も公開した。

14日(現地時間)、AiFが公開した映像にはコールサイン「キンジェル」と呼ばれているという若い男性が登場した。防寒用品で鼻と口を覆った男性は英語でインタビューに応じた。

インタビューでこの男性は自身が韓国人である事実を明らかにして、ロシア軍に合流した理由を説明した。男性は「西側は現在奈落に落ちている。性的少数者問題があらゆる所で広報されていて欧州や米国どこでも見ることができる」と批判した。続いて「ソウルにいながらロシアに深い印象を持った。ロシアでは伝統的な生活方式が保存されている」とし「ウラジーミル・プーチン大統領は世界の舞台で最も安定した大統領の1人で、私は彼を信頼する」と述べた。


また「ドナルド・トランプ前米国大統領は良い大統領だったが、ジョー・バイデン現大統領の執権以降、状況が悪化した。米国は自身の価値を他国に強要している」と主張した。

この男性はロシア語が分からないため、英語と翻訳機で疎通していると話した。

男性は「外国人がロシア軍で服務するのは難しいが、今後システムの構築がさらに整って外国人の入隊が容易になってほしい」という要請も残した。

該当の男性の具体的な身元は公開されておらず、在ロシア韓国大使館でもまだこの男性の身元を確認することができていないことが分かった。

AiFによると、この男性はソウルを出発してドンバスに最終的に到着し、ドネツィク(ドネツク)第1軍団所属国際旅団に合流した。ドンバスはウクライナ東部ドネツィクとルハンシク(ルガンスク)州一帯を通称する言葉だ。

この男性はインタビューで「特別軍事作戦」服務以降、ロシア市民権を取得してリゾート地であるソチで暮らしたいと話したともいう。男性によると、現在韓国にいる家族とは連絡は取っているが、ロシア入国の事実だけ知っていて入隊事実については知らない状況だ。

ロシアのウクライナ侵攻以降これまでロシア側に志願入隊した韓国人はいないという。昨年、韓国海軍特殊戦戦団(UDT)将校出身のユーチューバー、イ・グンさんが外交部のパスポート使用許可を受けずにウクライナ軍に合流して旅券法違反で有罪判決を受けている。



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