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韓国野球代表チーム「杭州の金メダルの勢い続ける」…APBC最終点検、日本でも関心集中

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「杭州アジア大会金メダルの勢いを継続します」。

アジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)に出場する韓国野球代表チームが15日、東京ドームで開幕前最後の公式練習を行った。不慣れな東京ドームのグラウンドと環境に適応し、打撃のコンディションと守備の呼吸を点検した。日本代表チームの練習は夕方遅い時間に行われたが、多くの日本の取材陣が韓国のダグアウトを訪ね関心を見せた。

日本を代表する球場の東京ドームは気圧を球場外より高く維持して屋根を膨らませるエアドーム方式で建てられた。天然芝が育たないドーム球場の特性から人工芝を使っている。観客席の規模は4万6000席に達し、本塁打がよく出る球場としても有名だ。


このため日本の取材陣は今年KBOリーグの本塁打王となった韓国の4番打者盧施煥(ノ・シファン、ハンファ)に大きな関心を見せた。盧施煥は「アジア大会で打撃感が良かったが、本塁打は打てず残念だった。東京ドームでは必ず本塁打を打ちたい」と覚悟を固めた。また「3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で気になる日本の選手がいたか」という質問を受けると「大リーグで活躍する大谷翔平がやはり印象的だった。本当にリスペクトしている」として両手の親指を立てて日本の取材陣を笑わせた。

APBCは韓国、日本、台湾、オーストラリアのプロ野球有望株が競う国家対抗戦だ。24歳以下またはプロ3年目以下の選手に出場資格を制限する。2017年に開かれた初めての大会では日本が優勝、韓国が準優勝した。

韓国は先月閉会した杭州アジア大会で25歳以下またはプロ4年目以下の選手を中心に代表チームを構成し4大会連続の優勝に成功した。今回の代表チームも当時金メダルを取った盧施煥、文棟柱(ムン・ドンジュ、ハンファ)、金周元(キム・ジュウォン)、金亨俊(キム・ヒョンジュン、以上NC)、金慧成(キム・ヘソン、キウム)、尹橦熙(ユン・ドンヒ、ロッテ)、元兌仁(ウォン・テイン、サムスン)、郭彬(クァク・ビン、斗山)が主軸となる。

韓国は16日正午にオーストラリアと予選リーグの初試合を行う。先発投手はアジア大会決勝戦の勝利投手だった文棟柱だ。柳仲逸(リュ・ジュンイル)監督は練習後に開かれた公式記者会見で「今大会に出場する先発投手4人は全員決めた。最初の試合が重要なのでコンディションが最も良い文棟柱を最初に出すことにした。文棟柱の主な武器は剛速球と落差の大きいカーブだ。アジア大会の時のようにしっかり投げてほしい」と期待した。

文棟柱は「私の強みはどんな打者が出てきても臆さず速球を投げること。韓国は守備が良いので私の長所を押してくれれば良さそうだ。韓国にいた時から準備をしっかりやった。アジア大会金メダルの勢いを続け良い試合をしたい。なぜ監督が私を最初の試合の先発投手に選んだのか見せたい」と強調した。文棟柱が「今回の大会目標も当然優勝だ。みんな一緒に『やれる』という気持ちで挑戦すればできないことはない」と覚悟を明らかにすると、柳監督は満足げに微笑んだ。

文棟柱は4月に韓国の投手では初めて時速160キロを超える剛速球を投げ話題を集めた。日本メディアにもその名声はよく知られている。TBSの記者が文棟柱に「現在の急速はどのくらい出るか」と質問するほどだ。文棟柱は「現在の正確なスピードはよくわからない。しかし東京ドームで良い雰囲気の中でボールを投げてみれば150キロ中後半台のスピードは維持できそうだ」と答えた。

韓国野球は客観的に日本より格下だ。今大会でも「優勝」よりは若い国家代表選手らの経験蓄積に大きな意味を置いている。台湾とオーストラリアの野球のレベルも過去と比較できないほど良くなったのでさらにそうだ。

アジア大会に続きAPBCの指揮までする柳監督は「世界の野球が全体的に強くなっている。選手らは今大会が終わりではなく来年11月のプレミア12、さらに2026年のWBCまで見据えなければならない。いまは若い選手たちが3~4年後に『夢の大会』のWBCに進むために成長する時間だと考える。毎試合で最善を尽くしたい」と繰り返し決意した。



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