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病院の地下に手榴弾や哺乳瓶…イスラエル国防軍「ハマス指揮所…人質抑留の痕跡も」

ⓒ 中央日報日本語版

イスラエル国防軍(IDF)国際報道官のハガリ少将が公開したガザシティのランティシ病院地下で見つかった武器。 [写真 IDF]

イスラエル国防軍(IDF)は13日(現地時間)、パレスチナ・ガザ地区ガザシティにあるランティシ病院の地下でハマスの指揮統制所を発見したと明らかにした。IDF国際報道官のハガリ少将はこの日記者会見で海軍の精鋭特殊部隊シャイェテット13と第401機甲旅団がランティシ病院を急襲して関連施設を確認したと述べた。

ハガリ氏は「病院の地下室でハマス指揮統制所と自殺チョッキ、手榴弾、AK-47小銃、爆発物、携帯用ロケット砲(RPG)などを発見した。また、ハマスがここで人質を抑留していた痕跡も見つけた」と内部の様子を説明した。

そのうえで「ハマスのテロリストが10月7日の奇襲攻撃後、この病院に戻っていた証拠も発見した」とし「今日、我々はハマスが病院に隠れているという事実を世の中に公開する」と伝えた。その後、イスラエル国防軍はハガリ氏がランティシ病院地下のハマス指揮所を直接訪問した動画を配布した。


動画でハガリ氏は「イスラエル奇襲の時、海軍作戦を主導したハマス指揮官の自宅前だ。この家の近くには学校が、180メートル先にはランティシ病院がある」と説明した。

また「指揮官の家の近くでランティシ病院地下のハマス指揮所とつながるトンネルの入口を発見した」と述べた。トンネルの入口を指し示しながら「この扉から20メートル下に降りて行けば病院の地下とつながる。そこで我々はハマスの戦闘装備や人質抑留の痕跡を見つけた」と伝えた。

実際にハガリ氏が降りて行った病院の地下にはトイレはもちろん換気施設や台所施設まで備えた指揮所が現れた。ここには自殺チョッキや手榴弾、小銃、RPGなど戦闘装備と一緒に、赤ちゃんの哺乳瓶、おむつ、服類や椅子、人質抑留のときに使ったとみられるロープなどがあった。

これはイスラエル国防軍がガザ地区内の病院に対する空襲を正当化しようとする狙いがあるとみられる。イスラエル国防軍はガザ地区最大の医療機関アルシファ病院など主要病院を空襲し、一部の患者が死亡して病院の運営が困難な状況の陥っていることを受けて、国際社会からは空襲を中断するべきだという声が高まっている。

これに関連してバイデン米国大統領はイスラエルの空襲を受けたガザ地区の医療機関を保護しなければならないという立場を明らかにした。バイデン大統領は13日、記者から「ガザ地区の病院に関連してイスラエルに懸念を伝えたか」という質問を受けて「病院に関連して、妨害的(intrusive)行動を控えることを希望して期待しながら我々はイスラエルと疎通を維持している」と答えた。



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